クルマの乗り降り専用の傘『GAX(ギャックス)umbrella』が登場! 特許取得の開閉機構は一見の価値!
ありそうでなかった、車の乗降時の使いやすさに特化した傘が登場した。株式会社ユートレーディングコーポレーション(愛知県春日井市)」の『GAX umbrella』(ギャックス・アンブレラ)は34,000円(税別、メーカー希望小売価格)と高価だが、唯一無二の機能とデザイン、そして所有する満足感を与えてくれる逸品だ。開発に10年の歳月をかけ、100回以上の試作を繰り返してようやく発売に至ったというこの傘、たしかに「これまでの常識を覆す傘」だ。
雨天で車の乗降時に傘を開閉するストレス・・・
車を頻繁に使う人からはすぐにご賛同頂けると思うが、大雨が降る日の車の乗降時は憂鬱なものである。 少しでも雨に濡れるのを避けるべく、車のドアを少しだけ開け、その隙間から傘をさしながら降りる。だが一般的な傘の構造上、なかなか上手に傘を開くことができず、結局は雨に濡れてしまう。
傘をさしながら車に乗り込む時は更に難度が高まり、ドアを閉めながら傘を閉じなければならないが、傘にたくさん付いた雨滴が車内へ引き込まれ、自分の衣服やシートまでもビショビショにしてしまう・・・。
それが『GAX(ギャックス)umbrella』ならば、独自の機構ですべての憂鬱を解消してくれるのである。
『GAX(ギャックス)umbrella』で、傘に対する概念が変わる!
『GAX umbrella』は、パッと見こそ一般的な傘のスタイルを踏襲しているが、特許を取得しているというその開閉構造は、通常とはまるで異なる。
まず、傘をさす時。柄の手元のボタンを押しながらスライドさせる。
そして、上部で固定されるところまで押し上げていく。
すると傘が、花のつぼみのように開いて・・・
固定される。
アクションは一般的な傘と変わりないのだが、傘布の開閉方向がまったく逆、凹型から凸型にひらく独特の構造なのだ。傘というモノへの固定概念があるため、はじめて開いたときは、実に不思議な感覚であった。
尚、閉じる際はボタンを押しながら引き下げる仕様で、アクション自体はこれも一般的な傘と同じ。
はじめて開閉しての印象
一般的な傘と比較すると、傘をさす時の引き上げに少々力が必要。骨の構造が複雑であり、それに見合った強いスプリングを使っているものと思われる。そういう意味で、女性や小さなお子さんには不向きかもしれない。メカニカルなギミック、アルミ製シャフトの質感など、これはオトナの男に相応しいアイテムと言えそうだ。
GAXの重量は630g、一般的な傘と比べて僅かに重いが、使っていて疲れる、といった懸念はないと思う。
さて実際に、GAXを使って雨天時に車の乗降を試してみよう。