【ミドル・シニア男性向け洗顔料】『VARON(ヴァロン)フェイスウォッシュ』サントリーのウイスキー樽&ウーロン茶パワーで、顔を洗う。【使用感レポート】

40歳からのスキンケア

 

40代以上のミドル・シニア層の男性に向けたスキンケアブランド「VARON(ヴァロン)」。昨年3月に発売した「VARONオールインワンセラム」(保湿美容乳液)が、わずか1年で30万人以上が体験したヒット商品となり、登場したのが『VARON(ヴァロン)フェイスウォッシュ』だ。大人の男の記者がおためししてみたい。

 

脂っぽいのに乾燥する。40代からの大人男性の肌悩みにアプローチするスキンケアブランド「VARON」

年齢を重ねれば、体のあちこちから不協和音が聞こえてくるもの。肌に関しても例外ではなく、風呂上がりに何もつけずに過ごしていた若い時代も昔となり、鏡のなかの自分の顔を見つめ直し、「何かしらのスキンケアを行った方が良いのでは?」と考えるようになった人も多いはずだ。

とはいえ、いままで肌なんて気にもしていなかった人間が、スキンケア製品を選ぶというのはハードルが高い。そこで登場したのが、40代以上のミドル・シニア層の男性に向けたサントリーウエルネス(東京都)のスキンケアブランド「VARON」である。昨年3月にリリースした「VARONオールインワンセラム」(保湿美容乳液)は、40〜70代までの男性の熱い支持を受け、想定の3倍・10億円を超えるヒット商品になったというから気になる。

 

ヒットの要因は、スキンケア初心者でも面倒を感じにくいオールインワンタイプであったこともあると思うが、何よりもウイスキー、ウーロン茶で、口の中に入れるものとして慣れ親しんだサントリー(グループ)の製品であり、実際にウイスキーの樽材やウーロン茶エキスを配合していることも、中高年男性の琴線に触れたのかもしれない。

今回紹介するのは、『VARON フェイスウォッシュ』(120g/約2ヶ月分・販売価格 税込1,980円・2023年6月1日発売)。「VARONオールインワンセラム」などの乳液や、化粧水は洗顔後のケアだが、その洗顔自体を格上げすることのできる洗顔料だ。

 

『VARON フェイスウォッシュ』で顔を洗って”スキンケアを”出直してみた/刺激も香りも控えめなのがいい

 

『VARON フェイスウォッシュ』は、サントリーが長年の研究により開発した独自美容保湿成分に特徴がある。ウイスキー原酒の熟成に使われる樽の木材種・スパニッシュオーク材から抽出した「ウイスキー樽材エキス」、いかにもさっぱりしそうな「ウーロン茶エキス」は、サントリーという看板がある分、非常に期待値が高い。

 

キャップをひねって開け、中身を押し出すとクリーム状でありながらどこか粉感もある独特の質感。香りは強くないシトラス&シダーウッドで、フローラルすぎることの多い女性向け、若年層向けの刺激的な強すぎる香りとは一線を画す、ストイックな香り立ちで、大人男性的に非常にうれしい。

手のひらで泡立てていくのは簡単。できあがるのは濃厚な泡。生クリームで言うと、しっかり角が立つタイプの重みのある泡である。これが女性とは違い、皮脂が多いくせに水分量が少ない男性の肌の汚れを、”肌荒れを防ぎながら”きれいさっぱり洗い流してくれるのだという。保湿・キメのために、上記成分の他にクララ根エキスや2種類のセラミド類似成分なども配合している。

 

あらかじめ濡らした顔に、泡を塗っていく。実にマイルドでいやな刺激はないのがいい。若年層向けだとメントールやエタノールなどのビリビリ成分が入っていて辛いこともある記者にとっては、このやさしさに惚れる。香りはシトラス系なのだけれど、樹木感がしっかりあって心地いい。強度も控えめだ。

 

洗い流しは丁寧に。いくら美容成分が入ってるとはいえ、乱暴に洗ってしまっては意味がないからだ。泡切れもスムーズ。

 

『VARON フェイスウォッシュ』の洗い上がりの気持ちよさ。スキンケアタイムはけっこう楽しい

記者はヒゲ剃りでカミソリに大いに負けるタイプだ。なのでこのやさしさの塊みたいな泡で、刺激なく洗えるのはうれしい。タオルで拭いた後の顔は、さっぱり。しかしつっぱらず、水を得た植物のように、みずみずしい感じ。ただ年齢肌的には、何かしらで保湿しておいた方がいいと思える。

 

なぜならこの製品の特徴に、「洗顔後に使用するスキンケア成分の浸透力が向上」と銘打たれているから。

この組み合わせは鉄板

そこで同じシリーズの「VARONオールインワンセラム」(保湿美容乳液・ミニボトル/20ml・販売価格 税込2,200円・発売中)をつけてみた。最初に手の甲でためしてみたが、濃厚クリームなのに塗ろうとするとさっと吸収して消えてしまうのに驚く。もちろん潤いは肌に残されているので、塗ったことは確かなのだけれど。

顔につけてもやはり、すぐいなくなるクリーム。まるでテーブルマジックのようにスッと消える。その後、べたつかずに保湿という素敵な状態が続く。繰り返し使っていくうちに、肌自体がべたつきにくくなる気もした。こちらも香りは控えめで使いやすい。

 

慣れないスキンケア、女性から見ると笑ってしまうほど少ない2工程だけだけれど、なんとなくフルコースを食べ終えたような、スキンケアを”ちゃんとした”満足感を感じてしまった。お肌が気になり始めた大人の男のスキンケアの第一歩にうってつけだと思う。

 

入手は公式ホームページなどの通販のみだ。

 

公式サイトはこちら

記者

アバター画像

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

この記者の記事一覧

photo by 尹 哲郎

トラックバック