【バターブーム】『バター餅せんべい』秋田銘菓をグラスフェッドバターを使用した甘い味わいのおせんべいに!

甘くておいしいおせんべい

 

世はまさにバターブーム。1年半ほど前からバター味を売りにした商品が続々と発売され、たびたび話題になっている。このブームに乗ってひそかに発売されていたのが、秋田の郷土菓子をベースとした『バター餅せんべい』。歴史あるお菓子を、牧草のみを食べて育った牛由来のヘルシーなグラスフェッドバターを使用し、今風せんべいにアップデート。これが意外とクセになる味だったので、ぜひ紹介したい。

 

秋田県の郷土菓子「バター餅」をおせんべいにアレンジ。雪のようにとけるバターミルクパウダーがおいしすぎる!

ここ最近流行りを見せているバター。バターサンドなどのスイーツ系をはじめ、赤城乳業の「かじるバターアイス」(2021年)や、カルビーの「ポテトチップス 禁断のしあわせバタ~」(2021年)、カンロ「バター、舐めたことないでしょ、飛ぶぞ。(バターキャンディ飛ぶぞ)」(2022年)など、ジャンルを問わずその勢いを増している。

コロナ禍でバターを家庭で使う機会が増えたり、YouTuberを中心としたバター丸ごと1本食べてみた動画が投稿されたりと、バターの魅力に触れる機会が増えたことが流行のきっかけだろう。数年前まではバター不足でスーパーの棚からバターが消えていたというのに、不思議なものだ。

そんなバターブームの最中、岩塚製菓(新潟県)から発売されたのが『バター餅』(18枚・実勢価格 税込203円・発売中※都内スーパーにて購入)。秋田県の郷土菓子「バター餅」を、おせんべいにアレンジした商品である。

秋田県の郷土菓子「バター餅」とは、もち米にバターや小麦粉、卵黄などを混ぜてつくったおもちのこと。バターを練り込んだことで硬くなりにくく、やわらかい食感が特徴だ。

『バター餅』では、表面にニュージーランド産グラスフェッド発酵バターと北海道産牛乳を100%使用したバターミルクパウダーをまぶすことで、バターの風味やコクを表現。はちみつパウダーやきなこを加えることで、甘さや香ばしさのあるやさしい仕立てになっているようだ。

ちなみに、グラスフェッドバターとは牧草のみを食べて育った牛から作られたバターのこと。上品であっさりとした味わいが特徴で、健康を意識したい人の間で注目されている。さらに、原料のクリームを乳酸菌によって発酵させることで、一般的なバターよりもコクと独特な風味が増した発酵バターとなり、グラスフェッドバターでも深みのある味わいを楽しめるというわけだ。

パッケージはバター色のシンプルなデザイン。中の個包装は全部で4種類。いずれも田舎のような懐かしさを感じながらも、映えをイメージしたユニークなデザインがされている。

1枚の大きさは約8×4cm。厚みは5mmほどで薄め。

鼻を近づけると米の香りがする

ソフトおせんべいのようなサクッとした軽い食感とともに、表面にまぶされたバターミルクパウダーが舌に溶けていく。はちみつの甘さとバターの風味、ミルクのまろやかさがみごとにブレンドされたやさしい味だ。食べた瞬間にじゅわっと広がり、雪の結晶のようにすーっと消えていく。後に残るふんわりとしたバターの余韻がとても心地いい。

パウダーがおちやすいので注意

とにかく軽く食べられるので、18枚入りでもあっという間に食べてしまいそう。飽きることのない懐かしい味を楽しめるおせんべいだ。

 

全国のスーパー、コンビニで発売中。

 

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記者

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森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

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photo by 尹 哲郎

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