今後を考えはじめたスモーカーに! 鹿児島県産茶葉を使用した国産ノンニコチンスティック『The Third(ザ サード)』【加熱式タバコ用】

味は4種類!ニコチン0の第3のタバコ登場! ※本品はタバコではありません。20歳未満への販売はいたしません。

毎年上がるタバコ代、吸える場所も次第に減っていく…そうしたタバコを取り巻く環境は加熱式タバコも例外ではない。今後のためにもそろそろ…と決意した人々の間でブームとなっているのが加熱式デバイス(加熱ブレード内蔵)で使用できるノンニコチン茶葉スティックだ。そこでためしたのが国産ノンニコチンスティック『The Third(ザ サード)』である。

 

加熱式タバコで一服しながら、今後のことをふと思う


長いことスモーカーとして過ごしてきたが、今ほど逆風が吹いているのは初めてだ。人が密集するからという意味でも閉じられていく喫煙所。紙巻きタバコから加熱式タバコにスイッチして数年、ここまで「ちょっと一服」が難しくなったことはない。

何とかする方法はないかと、吸い殻を捨てながら考える。
そこで多くの人がチャレンジしてみるのが、加熱式で吸うことのできる茶葉スティックである。タバコ葉を使わずに茶葉(紅茶)を使用しているのが特徴で、タバコでないのに吸い応えがあるのが魅力だ。ただ、茶葉スティックはいろいろとクセがある。


そこで紹介したいのが、日本人のために生まれたFuture Technology株式会社によるMADE IN JAPANノンニコチンスティック『The Third(ザ サード) 』である。

 

紅茶特有のクセが苦手な人にこそためしてほしいMADE IN JAPANスティック『The Third』シリーズ!

しかしタバコというのは嗜好品である。味と香りが”マズイ”と続かない。しかもノンニコチンスティックの大半が海外輸入製品と言うこともあり、現地ではおなじみの味でも、日本人スモーカーが吸うとどうにも相性が良くないという製品も少なくない。紅茶などの茶葉の風味に関しても同様。なじみのない風味を”おいしくない”と判断してしまうのは、エスニック料理が人を選ぶのと同じである。

その点『The Third』鹿児島県産の紅茶茶葉をブレンド使用している製品であることがうれしい。茶葉を使用することで、タバコ特有の喉へのキック感も実現しており、リキッドタイプのノンニコチン電子タバコとはまったく違う吸い応えとなっているのもポイントである。

 

国産ノンニコチンスティック『The Third』を吸ってみた!

今回使用したのは市販の加熱式用スティック(ヒートスティック)と互換性のある中心加熱式デバイス「i-NEW」。低温(300℃)と高温(330℃)の2種類の加熱モードで味わいを変えることができ、連続で10回の使用が可能だ。

セットして約18秒ほどで加熱が完了。さっそく4種類ためしてみよう。

 

『theThird レギュラー』

記者の経験上、ノンニコチンスティックの中でも、難しいのがレギュラータイプである。箱を開けると加熱式、レギュラー系でおなじみの甘めのナッツの香りがした。しかし実際に加熱すると、その甘みは抑えられ、お茶的ななじみのある香ばしさが広がる。

 

キリッとした苦みもありつつ、旨味を生み出す酸味もあり、バランスがいい。喉へのキック感はいくぶんマイルドだが、やはりタバコ的な吸い応えがある。

後半は少し酸味が強まったが、ノンニコチンスティックのレギュラータイプとしてはかなり優秀な部類と感じた。

ちなみにスティックの太さは直径7.5mmと互換性を保ちながら最大限の太さとなっているのも、味が濃くなっている要因だと思った。

 

『theThird メンソール』

加熱式タバコ特有の風味の違和感を抑えることから人気の高いメンソール系。それはノンニコチンスティックでも同様だ。箱を開けた段階ではメンソール感はそれほど強く感じなかったが、吸うと辛めの清涼感がパッと広がって、おいしい。何よりもうれしいのが喉へのキック感が、ガンと高まったところ。これはほぼヒートスティックと遜色ない出来映えだ。すごい。

後半若干酸味が強まるが、それでもキリッとしたメンソール感が引き締めてくれるので、吸いにくさはない。

 

『theThird マンゴー』

箱を開けるとすかさず、みずみずしいマンゴーフルーツの香りが飛び出してきて驚いた。スーパーマーケットのフルーツ売場のような良い香りである。実際に吸うと、少し南国風なクセがあるが、許容範囲。茶葉特有の酸味と混じり合うと不思議とおいしいカクテルのような感じになる。
お茶の風味は引っ込んでいるので、茶葉感が苦手な人にも良いだろう。吸い応えはいくぶんマイルドだが、トロピカルな風味でリフレッシュできる。

 

『theThird ビターコーヒー』

最後は嗜好品合体スペシャルとも言うべきコーヒー&シガレッツの出会いだ。ただのコーヒーではなく、苦いコーヒーというところにも注目。加熱を始めると立ち上るのはコーヒーの焙煎中の香り。これは雰囲気がある。喫煙可能が常識だった昭和の喫茶店でたしなむタバコとコーヒーのハーモニーがここにある。

茶葉感はコーヒー感で上書きされているが、ブラックコーヒー的な風味なので渋い。かっこつけて吸いたくなるテイストである。メンソールにくらべると喉へのキック感はマイルドだが、後半になると茶葉の酸味が、余計に昭和の喫茶店のコーヒー的なニュアンスを高めてくれる。

ちなみに加熱式タバコは下に持ってうつむいて吸うのは、かっこ悪くなりやすいのに注意。紙巻きタバコは通常軽く上を向いて吸うものであり、下は向かない(煙が目に入って痛いので)。そのためうつむかない程度に顔を上げ、デバイス自体も少し上げ目にすることで(※小指は立てない)、タバコらしさが高まるので、かっこつけたい人は参考にして欲しい。

 

からだに気づかれるかどうかがポイント!徐々に切り替えていこう

『TheThird』シリーズをためして思ったのは、やはり日本人の嗜好をきちんと把握した国産品であるということだ。どの味も総じて吸いやすい。
あえて一番を決めるとするなら、記者の一番のオススメはメンソールだ。普段メンソールタイプのタバコスティックを使用しているのなら、2本に1本入れ替えてもさほど違和感はないと感じるほどだった。


全てのフレーバーの吸い殻は茶葉の香り。タバコのいやなニオイではないのがいい。

 

とはいえ記者は、突然『The Third』に全面切り替えというのはおすすめしない。

からだに「いつもと違うぞ!」と気づかれたら終わり。そう考えて、徐々に切り替えていくのがおすすめである。嗜好品はたいてい、たしなめばたしなむほどおいしくなっていくもの。最初はいつも通りのスティック4本に対して『The Third』1本でも良いと思う。その間に風味になれることができるはずだ。

そこからカウントダウンのように3本に1本、2本に1本と『The Third』率を高めていく。そのうちに『The Third』2本に対していつもの1本と逆転現象を起こせるようになるだろう。

 

違和感の少ない『The Third』がおすすめ。1個あたり税込418円でタバコ代も減らせる!

鹿児島県産茶葉をブレンド使用した国産ニコチンゼロスティック『The Third』の気になる価格は、1個(20本入り)あたり税込418円という手頃な価格だ。ドン・キホーテなどの量販店などで入手可能。公式サイトでは3箱セットで10%オフで入手できる。切り替えれば切り替えるほどタバコ代が減らせるのはうれしいところ。


また今回のレビューで使用した、コンパクトで手軽な加熱ブレード内蔵デバイス「i-NEW」(税込3,980円)も、シンプル構造で使いやすいのでおすすめだ。

※本品はタバコではありません。20歳未満への販売はいたしません。

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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