贈り物にふさわしい高級デザインと香りが印象的!『フォション市販用レギュラーコーヒー』の心地よい余韻に浸ってみた

高級感漂う上品なデザインで販売中。

 

お茶パックなどでお馴染みの国太楼と高級食料品店として高島屋などで展開する「フォション」が共同開発した『フォション市販用レギュラーコーヒー』。お茶で培ったノウハウと高級食品を作り出す2社が、至高の一杯を目指して作り上げた市販用のコーヒーだ。今回は、シリーズとして発売されている3つのブレンドの味を確かめてみた。

 

酸味も苦味も程よいバランス加減に調整されている。万人向けの味わいで飲みやすい。

株式会社国太楼(埼玉県所沢市)は、1962年に創業したお茶、コーヒー、紅茶などを扱うメーカー。業界初となる麦茶ティーバッグの開発や日本初のTetraBag®(テトラバッグ)を開発するなど、今では当たり前となった技術を世に送り出してきた先駆者だ。

ドリップコーヒー3種

スーパーなどでも同社のお茶は多く並んでおり、世間的には緑茶メーカーとしての認知度が高いのではないだろうか。しかし、先程も紹介した通り、コーヒーや紅茶のような嗜好品も取り扱っている。

レギュラーコーヒー(粉)3種

今回検証するのは、至高の一杯にふさわしいコーヒーをめざし、フランス・パリ生まれの高級食料品を扱うブランド「フォション」と共同で開発した『フォション市販用レギュラーコーヒー』だ。発売されるのは次の2タイプ×3ブレンド。

  • 「ドリップコーヒー 」(4袋・フォション ブレンド / モカ ブレンド / カフェ・オ・レ・用ブレンド)
  • 「レギュラーコーヒー(粉)」( 140g・フォション ブレンド / モカ ブレンド / カフェ・オ・レ・用ブレンド)

(左)ドリップコーヒー、(右)レギュラーコーヒー(粉)

それぞれのタイプとブレンドの味の秘密を紐解くべく、早速コーヒーを淹れてみよう。

 

ドリップコーヒー

まずは「フォション ブレンド」から。箔押しがされた高級そうなデザインの箱にピンクのイメージカラーが印刷されている。開封方法はお菓子の箱などでよく見るジッパー方式。高級品なのになぜ? と一瞬驚かされたが、よくよく考えてみると、確かにこの開け方のほうが開封後も綺麗な箱の状態を保つことができるので、保管中のビジュアルも良い。なるほど、これは納得。

高級なイメージを持たせつつ、アクセントカラーのピンクが可愛い。

1パックの封を切ると、国太楼のこだわりのドリップバッグが出現。実は一般的なフィルターと違い、形状が逆台形になっている。こうすることでお湯が通る粉の層が厚くなり、濃いコーヒーを抽出できるようになるのだ。長方形の形状と比べると、同社比で120%のコクが味わえるようになったとか。

ドリップバッグを組立てコップにかけた後、少量のお湯をかけて蒸らす。それと同時に、華やかな香りがふわりと漂ってくる。30秒程たったら、約180mlのお湯をゆっくりと注いでいく。

味へのこだわりは、豆だけではなくフィルターにも表れていた。

やけどに気を付けつつ、一口。うっすらと苦味があり、飲めば飲むほどコクのある味わいが広がる。酸味はほぼなく、香りは比較的軽め。

直径9cm以下のコップに対応。

飲みこむと、チョコレートのようなしっかりとした丸い味わいが、口の中に残り続ける。この余韻こそが嗜好品としての品を決めるといっても過言ではない。クッキーやマカロンなどと一緒に食べたいブレンドだ。

モカ ブレンドはフルーティな香りが広がる華やかなコーヒー。「フォションブレンド」とは真逆のような味わいで、酸味と苦味がほどよく感じられるのが特徴だ。爽やかな余韻が心地よく、ケーキやマカロンのような甘い食べ物との相性がよさそう。

少し特殊なのが「カフェ・オ・レ用ブレンド」。名前の通り、カフェ・オ・レ用に強めに焙煎をしたコーヒーで、単体の香りもかなり強い。約140mlのお湯で濃いめに抽出したあと、同量のホットミルクと混ぜて頂く。

※写真はフォションブレンド

優しい香りが心地よい。

コーヒーのほろ苦い味わいがミルクによって丸い舌触りに変化し、豆のコクと香りを楽しむことができる。元々の苦味が強いためか、ミルクの甘味はあまり表立たない印象。カフェ・オ・レは甘い方が良い、という人は砂糖などを入れたほうが良さそうだ。

 

レギュラーコーヒー(粉)

こちらは専用のドリッパーを使うハンドドリップタイプ。そのため器具などは自分で用意する必要がある。贈り物として購入する場合、相手が器具を持っていない、なんてこともあるので注意しておこう。

内容量は140g。1杯当たり10~13gとすれば、およそ14~10杯程度。挽き方は中細挽き。「ドリップコーヒー」と違い、粉の量などで味の濃さを調整できるので、コーヒー通ならこちらがおすすめだ。

高級なデザインの箱を開けると、中からコーヒーの袋が登場。こぼさないように封を切り、フィルターに入れてお湯を注ぐ。なお、開封した袋はしっかりと密閉して空気に触れないようにし、冷凍庫などに保存するのがおすすめ。酸化させない、湿度を一定にすることが粉の鮮度を保つポイントだ。

味は基本的に「ドリップコーヒー」と同じなので省略するが、感覚的にはこちらのほうが豆の良さがはっきりとしているように感じる。記者がハンドドリップに慣れているというのも関係しているだろうが、コーヒーの味を決める蒸らしや層を一定にする工程を調整しやすい、というのも関係しているだろう。

 

比較的人気なのはドリップコーヒー。お手軽さをとるか嗜好性ととるか

コーヒーは嗜好品としての側面が大きく、誰でも気軽に楽しんでもらえるよう開発されたのが「ドリップコーヒー」だ。同社でも、手軽に飲める「ドリップコーヒー」のほうが人気とのこと。

その一方で、「レギュラーコーヒー(粉)」は使う器具や抽出の仕方などで味を大きく変えることができる。そのため、手軽にコーヒー飲みたいなら「ドリップコーヒー」、もっと自分好みにしたいなら「レギュラーコーヒー(粉)」など、目的に応じて決めるのがベストだろう。

 

いずれもコーヒーを嗜好品として楽しむのにぴったりの商品。全国のスーパーマーケットにて取り扱い予定。取り扱い先のお問い合わせは下記まで。

国太楼お客様相談室:0120-04-0171

公式サイトはこちら

記者

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森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

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photo by 尹 哲郎

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