スマホとつながるコーヒー機器は一体何を可能にするのか? 『IOTスマートコーヒーメーカー 【GINA ジーナ】』を使ってみた!

意識高くコーヒータイムを楽しみたいなら

 

モノのインターネット=IoTの進化が止まらない。今やあらゆる家電がインターネットに接続し、スマホと同期しようとしている。その流れの中、コーヒーメーカー(正確にはドリッパー)もまた、スマホアプリと連動する。そんな『IOTスマートコーヒーメーカー 【GINA ジーナ】』を実際に使ってみた感想をレポートする。

 

一風変わった不思議な角度から生活をハッピーにしようとする「GOAT STORY」の次なる仕掛けはコーヒーだった!

2017年1月に発表したヤギのツノ型コーヒータンブラー「ゴートマグ」で話題を巻き起こした米国NYの鬼才メーカー「GOAT STORY」。クラウドファンディングで達成率1,800%を達成して製品化、日本にも上陸を果たしたことを覚えている人もいるだろう。

 

あわせて読みたい:https://www.shin-shouhin.com/2016/12/22/goatstorymug/

 

そんなゴートストーリーの第2弾クラウドファンディング商品はというと、今度はヤギと全く関係のないコーヒー機器だった。株式会社ウェルリッチ(東京都豊島区)が販売する『IOTスマートコーヒーメーカー 【GINA ジーナ】』(ピッチャー容量750ml・希望小売価格 税抜39,000円・発売中)

コーヒーメーカーと銘打ってはいるが、正確にはBluetooth4.0に対応した無線計量器付きコーヒードリッパーというのが正確なところ。コーヒー豆を挽く機能はないし、自動化されているところはほぼないので注意。それよりもむしろじっくりアナログ感覚でハンドドリップをする助けとしてアプリを通して世界中のコーヒー愛好者とつながる製品のようだ。

箱の中身は左から、ステンレススチール製の本体フレームとビルトインスマートスケール(計量器)のついた本題。充電用MicroUSBケーブル、セラミックカバー(蒸らし用フタ)、セラミックファネル(ドリッパー)、Oリング、コールドドリップグラス、ピッチャー、コールドドリップグラス付属品。他にフィルター、説明書なども入っている

事前にMicroUSBで充電する

 

組み立ては簡単。3種類の使い方ができる!

水出し以外では中央のコールドドリップグラスは使用しない

 

①プアオーバー抽出

本体にドリッパーをセットして、その下にピッチャーを置けば、そのままドリッパーとして使用可能。もちろんそれでは『IOTスマートコーヒーメーカー 【GINA ジーナ】』の本領発揮とは言えない。

画面は英語

そこで登場するのが専用アプリ『GINAアプリ』。iPhone用とAndroid用が無料リリースされているのでそれぞれのアプリストアで検索してインストールしておく。使用するにはログインが必要だ。ところがこのアプリ、まだ日本語化されていないので、英語で指示が出る。さほど難しいものではないので、何となくでも使えるようになる。

 

事前に本体をMicroUSBで充電しておき、アプリを起動、ログインしたら、まずはBluetooth接続。このアプリの便利なところは、使いたい分の豆を入れると、自動的に重さを判断して適正水量が出るところ。しかし単位がグラム…。1g=1mlとパッと昔の学業を思い出せる人なら良いけれど、水の量にグラムは戸惑ってしまった。

もちろんアプリ画面で濃さを調整できるので、それによって水量も変わる。ただよくよく考えると、使いたい豆の量というのを先に決めるというのが不思議といえば不思議。

とにかく一度豆量を測ったら、それを取り出してコーヒーミルにかける必要がある。このGINAにミル機能はないからだ。そしてコーヒーフィルターをまず湯で濡らして紙の匂いをとる。

そのお湯は捨てて、次はアプリの指示に従って、お湯を注ぎ込む。適当に注いでいてもどの程度湯量が注がれているのかはリアルタイムでわかる。

ドリッパーとして普通に使うこの「プアオーバー(透過法)抽出」にそんなに特筆すべきことはない。

アプリに従わなくても、勘でできるという人が大半だろう。普通に美味しいコーヒーができた。

②イマージョン(浸漬法)抽出

しかし次なる「イマージョン(浸漬法)抽出」は少しだけ『IOTスマートコーヒーメーカー 【GINA ジーナ】』ならではの機能が使える。というのもドリッパーの下部に金色に輝くパーツがポイント。

これはもう

自由自在

止めたり出したりご自由に(熱いけど)

 

これを回転させることで、ドリップを止めたり、再開したりできるバルブ式になっているから。

バルブを閉めているのでお湯は溜まる一方

 

これで何ができるかというと、いわゆるフレンチプレス式のように、ドリッパーの中でしっかり蒸らしてから抽出できる。フタもついているので、しっかりコーヒー粉の隅々まで抽出してからドリップすることが可能だ。これもアプリの指示に従えば、蒸らし時間なども指示してくれる。

ただバルブを開くときに、熱々なので、火傷しないように注意。そこさえクリアすれば、同じ豆量でもしっかり濃いめのコーヒー味を堪能できた。

 

 

③コールドドリップ(水出し)抽出

たまにこだわりのカフェで、大きな機械で一滴ずつ水出しコーヒーを抽出しているのに出会うときがある。これからの季節、暑い日には水出しアイスコーヒーがうまい。なのでこれを自宅でできるというのはなかなかにいいのではないか。

ポイントはこれまた金色のバルブ。コールドドリップグラスと付属パーツはこのとき初めて役に立つ。グラスの中に付属パーツと挽いた粉を入れたら湿らし、その上に専用フィルターを乗せてポタポタ抽出。このときにバルブで一滴ずつ出るように調整するのだ。

氷を入れて、水を入れる

上のドリッパー部分には必要な水と氷を入れる(アプリが指示をくれる)。これであとは待つだけ。そのポタポタの間隔は、何とアプリを開いて、その間隔で指でタップすることで終了時間を予測してくれる。もう便利なんだか不便なんだか。

実際にこれまた飲んでみると美味しい。結構濃いめの水出しコーヒーを作ることができた。

 

デジタルなようでいて、作業自体はクラシカル。その余裕のひとときを楽しいと感じられる人に!

単体でIoT技術を使っているのは、内蔵されている計量器をBluetoothで飛ばしているところ。もちろんそこで終わりなわけはなくて、そうして淹れたコーヒーをアプリが記憶してくれるというのがポイント。そしてそれをクラウド経由で共有できる。

つまりどこぞの優秀なバリスタの手法を、アプリ経由で再現できるのだ。つまり自宅でもいとも簡単にプロの淹れ方ができるというわけ。ただちょっと待って、世界中のバリスタの淹れ方はわかるかもしれないが、使う珈琲豆まで同じものを同じ挽き方で用意するのは結構難しいんじゃ…。

 

 

それでもこのゆったりとしたクラシカルなドリップ方式は、コーヒーメーカー任せに慣れきった現代人に、コーヒーを淹れるところからお楽しみなんだということを思い出させてくれると思う。

 

 

入手は実店舗なら東京・二子玉川・蔦屋家電、通販ならメーカーオフィシャル販売サイトで可能だ。

 

【スペック】
カラー:ブラック / ホワイト / スチール
重量:1,400g
サイズ:345x163x135mm
接続:Bluetooth4.0
稼働時間:MicroUSB経由でフル充電して約20時間

 

公式サイトはこちら

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎(※画面撮り以外)

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