『ペプシストロング』有糖コーラならではのキレのある甘み&レモン味、そして強炭酸・強カフェインの新体験!
サントリーが「NEX」ブランドを廃して「ストロング」という新コーラシリーズを生み出した。先にご紹介した「ストロングゼロ」とほとんど同時に発売になったのが有糖コーラの『ペプシストロング』(430ml・希望小売価格 税抜124円・2015年6月16日自販機先行発売)である。この製品の立ち位置は一体どこにあるのか。
先だって紹介した「ストロングゼロ」こそがNEXの後継であるというのはメーカーに確認済み。しかし同時期にゼロコーラではない「ストロング」も発売ということで記者は混乱。おや、そうなると有糖の「ペプシコーラ」は消えてしまうのか?
再びメーカーに確認してみるとオリジナルの有糖コーラ「ペプシコーラ」は継続するとのこと。なるほど、そうなるとこの『ペプシストロング』は標準よりも強炭酸で強カフェインということで、新路線を切り開くということか。
ではさっそく味わってみよう。ちなみにこの『ペプシストロング』は自動販売機のみで6月16日に先行発売となっているが、店頭での販売は7月14日から。コンビニなどの店頭には置いてないので、念のため。
まず押さえておきたいのは、コカコーラとペプシコーラの違い。いわゆる王道コーラの味わいなのはコカコーラ。昭和の喫茶店で輪切りのレモンを入れる風習があったが、そうしたレモン味が強調されているのがペプシコーラ、とざっくり分けることが出来る。現行のオリジナル「ペプシコーラ」はレモン・コーラと呼んでも差し支えないほどのレモン味がする。
近年の「NEX」シリーズにしても、ペプシはレモン風味が強いのが特徴。その後継となる『ペプシストロングゼロ』も、抑え目になったけれどもコカコーラに比べればレモン風味が強い。
そうした中での『ペプシストロング』。香りは、やはりレモン。『ペプシストロングゼロ』とよく似た爽やかな香りである。しかし一口飲んでみると、そこには大きな違いが。有糖だから当たり前かもしれないが、すっきりしたキレの良い甘みがすごく美味しいのだ。
そこに強炭酸である。レモン風味もあるのだが、この炭酸の刺激と相まって実に爽快な飲み心地を実現している。ペプシコーラがレモン風味に舵を切る前の、古き良き時代のペプシコーラ(瓶入り)を思い出してしまった。強カフェインはさほど味に影響を感じさせないので、際立つのは炭酸感。ビリビリとのどに駆け込んでくるその刺激は実に心地いい。
味としては、やはりステビア使用でマイルドな甘みの「ペプシストロングゼロ」とは格段の違いがある。特に舌に残る味が全然異なる。
コーラにはレモンを絞ったほうが美味しいと感じる人、及び自制心を持って毎日のコーラ摂取量をセーブできる人なら、『ペプシストロングゼロ』ではなく、こちらの『ペプシストロング』を選ぶ価値は充分にある。ほんの少しだけレモンの風味が強いペプシで、キレッキレの炭酸感を求めるなら、ぜひ一度試してみてもらいたい! まずは自販機で。