激辛は激辛でも唐辛子でもコショーでもない黄色い戦慄。鼻奥直撃の『ペヤング からしMAXソースやきそば』を食べた!

作ったらすぐ食べて!

 

夏場なので激辛は自然とブームになり、近年注目を浴びているのがシビれる花椒(ホアジャオ)系だと思っていたら、ペヤングは焼売や冷やし中華、納豆などでおなじみのからしに着目。なかなか世間にないからし系激辛の『ペヤング からしMAXソースやきそば』を誕生させた。

 

激辛ぶりに定評のあるペヤングが本気でからしの辛さを突き詰めたら鼻奥がイタタタタッ! 黄色い悪魔に絶叫…

激辛料理といっても黄色いタイプの和がらし系の辛味を追求した料理はあまりポピュラーではない。あくまで薬味的に用いられ、チューブの練りからしなどはたまにしか使わないので辛味自体が抜けていたりして、警戒心が低いというのも特徴か。

たまに中華料理店で本格的に辛いからしに出会って、たっぷり口に含んでしまうと鼻の奥が爆発した気になるが、それもごくたまにしか起こらない出来事で、縁遠い気がどうしてもしてしまう。そう、昨日までは。

おなじみの警告文

 

まるか食品の極限追求ぶりでいつも驚かせるMAXシリーズ最新作は、そんな和からし由来の辛さを極めた『ペヤング からしMAXソースやきそば』(120gうち麺90g・希望小売価格 税抜185円・2018年8月6日ファミリーマート先行発売)

 

 

そもそもペヤングは容赦ない辛さが基本。子どもだったら泣くレベルの「ペヤング 激辛やきそば」や常軌を逸したレベルの「ペヤング もっともっと激辛MAXやきそば」などをレギュラーラインナップに加えている凄まじいブランド。

なので正直、からし系慣れしていない状態でチャレンジするのは不安の塊。しかし敵前逃亡するのもアレなので、思い切ってチャレンジしてみた。

湯入れ3分、この段階は嵐の前の静けさ。かやくはキャベツ、豚肉、にんじんで、キャロットオレンジが鮮やか。

別にこの段階では黄色い衝撃の気配はない。ソースが薄まらないように湯切りをしっかりして、ソース投入時にびっくりした。

すでに揮発性のツーンが襲いかかってきたのである。これはかなり凶暴そう…。やはりペヤングレベルなのか…。かき混ぜながらからしが目に染みるなんて体験は初めてだ。でもからしイメージの黄色がどこにも見えないのが不穏。

一口食べたら鼻奥が爆発した。わさびとは違うのだけれど、鼻を突き抜ける衝撃。涙が出そう。食べるの辛い。鼻呼吸をストップさせて挑むが、喉奥がヒリヒリする。うわ、これはもう、無理…。美味しい気もするが、それどころではない。

ため息とともに、カップをテーブルに置く。そこにふらりと妻が帰ってきた。手を洗い、テーブルについて、『ペヤング からしMAXソースやきそば』を発見する。その間、約5分程度だろうか。おもむろに食べて、「あ、これ、美味しい!」という。

????!
どういうことなのか。妻はからしに強い体質ナンバーワンのDNAでも持っていたのか!? 確認のためにもう一度食べてみる。「あれ、美味しい!? しかもそんなに辛くない…」

 

 

つまりこういうことだ。セイヨウカラシナの種子を粉末にした「粉からし」を水またはぬるま湯で練って作られる和からしだが、その特徴は辛さが揮発しやすいというところにある。そのため練りからしのチューブなどは香辛料を加えて風味をキープする工夫がなされているという。

よく似たものに洋からしというのがあるが、ほぼ内容は同じ。酢や糖を加えて食べやすくしていることが多く、この流れの延長線上にあるのがマスタードである。

 

 

なので凶暴な『ペヤング からしMAXソースやきそば』に挑戦したいというチャレンジャーには、湯切りしてソースを入れたらすぐかき混ぜて、速攻で食べてもらいたい。鼻奥の爆弾をきっと体験できると思うから。

『ペヤング からしMAXソースやきそば』の入手は2018年8月6日からファミリーマートで発売中。9月3日からはドン・キホーテ各店舗でも購入可能になる。

 

公式サイトはこちら

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 髙水弐徳

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