眠気覚ましのリーサルウェポン『ICEBLITZ(アイスブリッツ)』。辛くないのに強烈刺激の新感覚に驚いた!

“本当に眠い時にはミントタブレットなんて何の役にも立たない”としたり顔で語る人にもいっぺん試してもらいたいのが『ICEBLITZ(アイスブリッツ)<クリアミント>』。強烈ミントをうたう多くの製品が同時に辛味を増して舌に痛いものだが、これは違う。それでいて清涼感は抜群なのが不思議だ。

奇怪なデスメタル&デスヴォイスの♪ねんねんころり〜CMで話題の最終兵器ミントを食べてみた!

息を止めて軽く窒息状態にする、全身に力を込める、深呼吸をする…、眠気と戦うために、記者も数々の挑戦を繰り広げてきた。ミントタブレット活用もその一つだが、濃いコーヒーやカフェイン満点ドリンク同様に今ひとつ効果を感じられなかったのも確か。しかし江崎グリコ『ICE BLITZ(アイスブリッツ)<クリアミント>』(17g・実勢価格 税抜184円・2017年4月4日発売)を食べてびっくりした。


よしもと所属女優・平田敦子が奇怪なメイクでデスメタル・アレンジの♪ねんねんころり〜をデスヴォイスでシャウトするCMは強烈なインパクトだが、得てしてこうしたCMは嘘とは言わないまでも、実感にそぐわないことも多い。だがこの『ICE BLITZ(アイスブリッツ)<クリアミント>』に関して言えば、あながち間違いではないというのが感想だ。

見た目的にはむしろ強力タイプのミントでは標準的なブラックの箱デザインに稲妻。今までこうしたタイプのデザインに何度裏切られたことか。日頃から記者はミントを愛用しているが、強力ミントタイプのものは、得てして辛味が強くなってしまい、舌の上で痛みさえ感じるものが多く、目が覚める云々以前に痛みに耐え難くなり吐き出してしまうという事が多かった。

 

これで起きなきゃ、おとなしく寝るほうがいいと思わせる決定版的史上最大の清涼感


世に出ているミントタブレットの類は、輸入品を含めて大方試した。その中で最強と思ったのは、やはり舌に痛くなく清涼感が広がるというその食べ心地にある。たわみやすくて開けにくい樹脂製スライドボックスから、ガムのような見た目の一粒を取り出して口に入れると、それほど刺激はない。


軽く噛んでみると一気に崩壊する、さながら水なしでも飲める処方薬のOD錠(口腔内崩壊錠)のような感覚。しかしその後、喉奥から湧き上がる強力なミント感。喉の奥に青い閃光が走ったかのよう。そしてそのミント感は、一気に鼻呼吸をすると喉と鼻腔の間あたりを強力に冷感刺激するのだ。


もうここからは呼吸すればするほど、目が覚めていく感覚。いきなり喉奥だけ冷凍室にでも入ったような感覚で、確かにこれは目が覚める。今まで食べたどのミントとも違うこの感覚はすごい。頭の中心に冷気を流し込まれて、目が覚めていく感覚というものをもろに味わう事ができる。2〜3粒一気に食べるとその効果は絶大。


これは退屈な会議や授業、商談、面接などの眠くなりがちだが眠ってはいけない局面で、最大限の効果を発揮すると思う。ただ落とし穴は、そのまま水などを飲むと、喉に氷を押し当てられたような刺激でびっくりしてしまう事。油断しているとかなり動揺するはずなので、気をつけたい。


もしこの『ICE BLITZ(アイスブリッツ)<クリアミント>』を食べても眠くなるとしたら、それは本当に眠るべき時なのだと思う。それくらい最後の手段感を感じるミントである。ただ妻は15分くらいで効果が薄れて、再度投入、またしても15分でやはり眠くなったというので、真の眠たがりには通用しないのかもしれない。ただ口の中で解決する手段としては、おそらくこれ以上の手段は現時点ではないと記者は思う。

糖類ゼロで、甘味料もマルチトール(還元麦芽糖)やキシリトールなど糖アルコール系を中心に使用して安心感が高いのもうれしい。入手はコンビニエンスストアなどで可能だ。

 

オススメ度:(絶対におすすめ)
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記者

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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