『360°BOOK 地球と月』本を開くと立体的なジオラマに大変身するびっくりプレゼントに最適な一冊!

株式会社青幻舎が発行する『360°BOOK 地球と月』は360度、つまり円形に開いて楽しむ新感覚のギフトブックだ。アートとしての評価も高い一冊を通して、宇宙の世界を覗いてみよう!

大半が手作業で生み出された”ものづくり日本”の意地を見せる繊細なプロダクト。デザイン性も抜群だから、大人も欲しくなる! 

「360°BOOK」は、本を開くと立体的なジオラマが現れるという画期的な作品。一級建築士・大野友資が手がける人気シリーズで、過去に「白雪姫」「富士山」が発行され、この『360°BOOK 地球と月』(税別2500円・20116年10月刊行)はシリーズ第3弾となる。

『360°BOOK 地球と月』を手に取ると、12cm×12cmという本にしては小さめの正方形。一瞬これ自体が本なのかと思ったが、実際のところこれは紙製のケース。宇宙を思わせる黒色をバックに、大きな地球と、そのまわりを回る月、タイトルはシルバーの箔押しというなんともアーティスティックなデザインだ。ギフトブックにふさわしい高級感が溢れている。

さっそく開くと、ケースより一回り小さな本が一冊。9cm×9cmと手のひらサイズで、想像よりかなり小さい。ケースの内側には、“地球と月”の略歴と、著者のプロフィールが書かれている。

本の表紙には、ケースと同様に地球と月。ただし、先ほどの地球と月とはサイズや位置が逆になっている。

 

二次元から三次元へ!見る者を惹き付ける繊細なジオラマ

いよいよ本をオープン。お、お、お、お、お~!!!ページの下部が糸で繋がれており、無造作に開いても自然と本が綺麗な円を描いてくれる。目の前には突如地球を模したジオラマが出現。これは感動的だ。その繊細さは一目瞭然で、ここにある宇宙にはどんな物語が詰まっているのかとワクワクする。ちなみにページとページを等間隔に保つため、1ページずつ手作業でこの糸はつけられているのだそう。大変な手間である。

本と言っても、『360°BOOK 地球と月』に文字はひとつも見当たらない。現れたジオラマの中に表現されたストーリーを、自分なりに読み取っていくということだろう。

ページはそれぞれ1枚の紙をカットして作られており、複数枚が重なることで奥行きが見事に表現され、立体的になる。

本を開くと、まずは中央の青い地球、その横にある黄色い月が目に飛び込んでくる。まじまじと見てみると、ロケットや人工衛星、宇宙遊泳する宇宙飛行士の姿もある。

ほかに、遊び心のあるUFOも発見!何やら地球から連れ去ろうとしているぞ……これは牛だ!UFOが牛をさらうという発想、作者のおちゃめな一面が垣間見える。

『360°BOOK 地球と月』は、360°に開くのが特長。しかし、開いた後に留める手段がなく、円形に固定しておくことができない。できれば表紙と背表紙になんらかの工夫を加えて、円の状態で保管できるようにしてもらいたい。

どこから眺めるかで表情が変わる『360°BOOK 地球と月』は、ネットショップや書店などで購入可能。インテリアとして飾ってもオシャレなので、大人向けのギフトにぴったり! もちろん小さな子供でも楽しめるので、幅広いシーンで活用できそうだ。

オススメ度:(良い商品です)
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記者

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中村あさか

小学生と幼稚園の息子を持つ30代。埼玉県の戸建て住まい。編集&ライター歴7年。

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