狭いキッチンで、コンロの上を作業スペースに有効活用できる『コンロカバー』を試してみた!

かと手狭になりがちなキッチン周り。もう少し作業スペースが欲しい時に、コンロの上を有効活用できるアイテム『コンロカバー』をご紹介しよう! コンロを使う時は立てて、油はねガードにもなるという。

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記者宅の一般的な独立型キッチンで、その使用感をおためししてみた。

 

『コンロカバー』のサイズ

カバーを閉じている時(作業スペースとして使う場合)
幅約69cm×奥行約52cm×高さ約7cm。

カバーを開いた時(立てて油はねガードとして使う場合)
幅約69cm×奥行約15cm×高さ約53cm。

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コンロの上に置いてみると、シンプルなデザインなので見た目もスッキリしている。コンロカバー全体の重さは約2.5kgあり、しっかりとした造り。天板やフレームはスチール製となっている。

作業スペースとして使う分には、安定感もあるので問題ない。台の上をサッと拭けば綺麗になるし、天板表面だけに限ればお手入れはしやすい。

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立てた状態での安定感が気になる……

しかし、問題なのが立てて置く場合。本体に重さがあるので、キッチンの天板に固定して使うことになる。

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スタンド部分に両面の固定シールがついており、これを剥がしてキッチンに固定して使う。貼り直しは出来ない。

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この部分がどのくらい強度があるのかが、不安になるところ。固定シールは一般的なシールで、設置面も小さいので、強度としては弱い印象を受けた。大きく重たい天板は、奥の方向へ傾く形になる。スタンドの固定シールが少しずつ剥がれていってしまうのでは……と感じた。火を使っている時に手前にバタンと倒れてきたらそれはそれで危ないので、奥へ倒れるデザインになっているのだろう。

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ちなみにテープで固定しなければ、全く自立しない。後ろが壁でなければそのまま倒れてしまう。

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立てた場合は、油はねガードとなるがこれを掃除する場合もまた注意が必要。力を入れてしまうと、スタンドの固定テープが剥がれそう。また、コンロカバーが動かせないので、コンロ周りの掃除も少々面倒に。それまでフラットでサッと拭けたものが、コンロカバーのスタンドが邪魔になる。油はねガードのおかげで掃除がラクになるという印象はなかった。

 

どんな人に『コンロカバー』をオススメできるか?

記者の場合、普段料理をする時は、下ごしらえとコンロでの調理を同時進行するので、コンロカバーがあるとコンロが使えずに不便。結局は、立てておくことになる。

一方で、パン作りやお菓子作りをする時には良さそうだ。こういった作業の場合は、あまりコンロは使わないのでボウルや道具を置いておくスペースが広がる。また、コンロ周辺に全く作業スペースがないキッチンの場合も、コンロカバーがあることで有効活用出来る。天板の上で下ごしらえをすべて終えてから、コンロカバーを開けて火を使えばよい。
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記者が使ってみた感想としては、コンロの上をカバーして作業スペースとして使う分には安定感があり良いと思う。しかしながら、やはり立てた状態の安定感がいまいちなのが躊躇してしまう点であった。

コンロカバー自体の収納スペースがあれば、立てておくのではなく、作業したい時に取り出してコンロをカバーするというのもありかもしれない。ただ、その場合も本体が約2.5kgと重たいので、毎回出したり仕舞ったりが億劫になりそうな気はするが……。
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購入の際には、自宅のコンロの幅、奥行き、キッチン周りのスペースや、清掃のしやすさなどを考慮するとよいだろう。天板の耐荷重量は約5kg。

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スタンド部分は手をはさむ危険性もあるので、開閉する時には両手で行うこと。
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また、コンロの後ろが壁でない場合(カウンターキッチンや窓)は、奥へ倒れる危険もあると思われる。特に小さな子供がいる家庭では、注意が必要だ。
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考慮しなければならない点はいくつかあるが、単純にキッチン周りの作業スペースを確保したい人には良いだろう。

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カラー展開はご紹介したスカイブルーの他に、ホワイトがある。
価格は7,990円(税込8,629円)。購入は通販サイト「ベルメゾン」にて。

オススメ度:(ピンときたら、どうぞ)
公式サイトはこちら

記者

蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

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