カルビーが提案する高級&本格ポテチ『ポテトチップス ザ・ゴールド』を食べてみた!
究極のポテトチップスとは何なのか、その問いに対するカルビーからの回答ともいうべきなのが『ポテトチップス ザ・ゴールド』(35g・発売中)だ。少量サイズでマイルドな塩味、そこにあるのはジャガイモ本来の味と風味である。
ポテトチップスは薄切りでバリバリしている食感を味わうものという考え方もある。油をたっぷり吸い込んだポテトスライスの味は、まさにスナック菓子の王様。それをいろいろな味付けで楽しむのが王道ではないか。
しかしその一方で、ジャガイモという出自をしっかりと再認識させる方向性だって有り得る。この『ポテトチップス ザ・ゴールド』を味わってみて、記者はポテトチップスのアイデンティティーがわからなくなってしまった。
簡単に言ってしまえば高級志向で本格志向のポテトチップス。小さなフォルムのパッケージを開けた瞬間目に飛び込んでくるのは「たったこれだけ?」という思いだったのが正直なところ。
一枚取り出してみた。なるほど分厚い。薄焼きせんべいくらいの厚みだ。表面は大きく波打っており、重量感さえ感じてしまう。実際に味わってみるとまずバリッというのではなく、ザクっとした食感に驚く。そして立ち上るのは確かにジャガイモの風味だ。
米油とパーム油で揚げ、塩味はグンと控えめ、フライドポテトを食べている感覚に近い。上質といえば確かに上質。後味もフライドポテトを食べた時のような充実感がある。それもケンタッキーフライドチキンのような太いタイプのフライドポテトだ。
これは気軽なポテトチップスではない。量は少ないけれど、ジャガイモが好きな人ならとてもうれしい、まさに本格ポテトスナック。ながら食いするのが気がひけるほど料理に近い味がする。
普通のポテトチップスに物足りさを感じていて、ジャガイモの味わいが大好きという人が食べれば感動できるのではないだろうか。従来チップスの上位互換を期待すると、肩透かしを食らう。
都内コンビニにて税込148円で購入。グラム単価は高いが、1袋あたりの価格は普通。話のネタとして購入するのもアリか。