『Beats by Dr. Dre Solo2 ワイヤレス オンイヤーヘッドフォン』はHIPHOP界最大の成功者ドクター・ドレーの魂とApple的スタイリッシュさが合体したクールな逸品!

接続方法はBluetooth。iPhoneや携帯オーディオプレーヤーでの使用が中心になると思うので、半径約10メートルの有効範囲は充分すぎるほど。フル充電すると連続で約12時間の再生が可能。ペアリングはiPhoneなどのスマホやタブレット、ノートパソコンなどのBluetooth機能をオンにした状態で、左側のbロゴを押してする。ノートパソコンでも、タブレットでもiPhoneでもいとも簡単に接続できた。

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うっかり充電を忘れた時はかなりイラッとさせられるものだが、この『Beats by Dr. Dre Solo2 ワイヤレス オンイヤーヘッドフォン』は、RemoteTalkケーブルを使えばすぐに普通のヘッドホンとして音楽を楽しめるのが地味ながら非常にうれしい仕様。バッテリー残量の表示も素敵な気配りだと思った。

また製品の印象を決めている小文字のbのロゴだけれども、これもただのお飾りではない。使用中にそのロゴを押すと内蔵マイクによるハンズフリー通話及び選曲ができ、上下位置を押すことによって音量調節まで行えるという機能性ボタンなのだ。慣れるまではちょっとまさぐってしまうけれど。

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肝心の音だけれど、重低音は申し分無しのド迫力。Bluetooth縛りのせいか若干高音のキレが弱く、速い曲では少しだけ音像の歪みが生じるが、それでもベース弦のうなりさえ聞こえてくる臨場感はさすが3万円オーバーの逸品。ポップス/ロック史上最高の録音とされるドナルド・フェイゲンの「ナイトフライ」に散りばめられた各パートの職人芸の数々も聴き取れる。

音楽ジャンル的に向いているのはやはりR&Bであり、ファンクであり、ヒップホップ系統が抜群に強い。ラウドなロックよりもAORなどのソフトなリズムにアクセントのあるものの方が得意なようだ。J-POPなどはもちろん何の問題もなく楽しめる。ただ正直それらの制限はBluetooth接続の場合のみで、そのための制限と考えた方がいい。

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充電云々別として付属のRemoteTalkケーブルで普通のヘッドフォンのように直接接続するとオールラウンドに最高の性能を発揮して至福のリスニング体験を味わわせてくれる。

速い曲もこれならバッチリ、歪まない。ヘヴィメタルの高速ギターリフなども倍音たっぷりに楽しめる。なので実際に使うとしたら、気軽な普段使いにBluetooth、じっくり聴きたい時やラウドなロック系を楽しみたい時には直挿しという使い分けをする気がした。

 

結論としては数々のApple製品のデザインテイストが好きな人にはどんぴしゃり。ルックス、フィール含めて音楽だと考える人には第一選択肢になるはずだ。それほどモノとしての魅力にあふれた逸品であり、ヘッドフォンでありつつアクセサリーとしても役に立つのだから、決して高くはない。

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【スペック】
カラー:ホワイト、ブルー、レッド、ブラック
重量:205g
高さ:156mm(イヤーカップ底部からヘッドバンドのトップまで)
発売日:2015年3月25日(Apple Online Store及びBeats正規販売店)/2015年4月7日(Apple Store)

オススメ度:(絶対におすすめ)
公式サイト:Bluetooth,ヘッドホン,ワイヤレス,Dr.ドレー

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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