藤子・F・不二雄的な未来SF世界観が楽しい!スマホ操作の球型ロボット『Sphero 2.0』(スフィロ)で遊んだ!

マホの画面をなぞることで、直径7センチ半のポリカーボネイト製のボールが自由自在に動き出す、まるで藤子・F・不二雄のマンガに出てきそうな(ロゴも何となく……)Sphero社(スフィロ社/米国コロラド州ボルダー※旧Orbotix社)による未来型玩具が『Sphero 2.0 (スフィロ 2.0)』(税抜14,800円・発売中)である。

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“ラジコン”の範疇に入るアイテムだが、ここまでスタイリッシュかつSF的なコンセプトでキッチリ仕上げられた製品は珍しい。一分の隙もなく、『Sphero 2.0』(スフィロ)本体と各種パーツがパッケージされている。

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そんなSF的玩具の白いボールだけれど、まずは充電しないと話にならないのが現実的。付属の充電台をコンセントに繋ぎ、本体はその台に載せるだけで非接触充電できる。フル充電に3時間かかるというのがちょっと……だが、ひとたび充電されれば、駆動時間はおよそ1時間とそれなりに長く遊べる。

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とりあえずどんな動きをするのか、メーカー公式の紹介動画を見られる人は、まずはこれをチェックすれば、概要はおわかり頂けると思う。

充電の間に、これをコントロールするための基本アプリ「Sphero (V3) 」を以下からダウンロードしておく。というか、『Sphero 2.0』を購入後に手元のスマホ端末が万一未対応だったら悲惨なので、購入を検討する人は先にアプリをダウンロードして確認しておくのが良いだろう。

●iTunes
https://itunes.apple.com/jp/app/sphero/id468699619?mt=8
●Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=orbotix.sphero&hl=ja

 

記者はiPad用のアプリをダウンロード。もちろんアプリは無料。『Sphero 2.0』の各種基本設定はもちろん、このアプリひとつで基本動作はほとんど可能だとか。

 

 

さて、3時間経過。フル充電で1時間の命を得た『Sphero 2.0』でさっそく遊んでみることにする。手に取ると軟式野球ボールくらいの重さはある。普段はスリープ状態なので、本体をコンコンとダブルタップして叩き起こす仕様。ノートPCのタッチパッドのようなタップではダメ。拳を握って骨の部分で強めにコンコンとしないと反応しないので注意。そんなに強く叩いて大丈夫? と思われるかもしれないが、『Sphero 2.0』本体は未舗装路を転がして遊べる頑強さを備えており、コンコン叩く位はまったく問題なし。ちなみに防水仕様なので、水没させてもノープロブレムのタフさだ。
起きるとピカピカとカラフルに内蔵LEDが点滅して色が変わるのが楽しい。

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iPad上でまずはBluetoothでペアリング。「Sphero-●●●」(●の部分は個体ごとに違う)の名前で表示されるので接続する。
そして基本アプリ「Sphero (V3) 」を起動すると、近くにある本体を検索してくれるので、指示通りにすると準備完了だ。開始画面にアクセサリー販売の広告が出てくるのは若干興ざめだがスタート。まずは位置合わせで青いライトが自分の方向に向くように設定する。

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実は記者、こうしたiPhoneでコントロールする玩具は、かつてヘリコプター型を購入して部屋で起動したら予想に反して凶暴に急上昇してあちこちにぶつかってモノを破壊しまくられた経験がある。今度はさすがに空中を飛ぶわけではないから大丈夫だとは思うけれど正直おっかなびっくりである。