摩訶不思議な触れる脳力開発ボール『リファ アクティブ ブレイン』はクリック感とデザインの高級感で欲しくなる

力開発ボールという謳い文句で、32個のボタンが装備された謎の物体『リファ アクティブ ブレイン』が株式会社MTG(愛知県名古屋市)より発売となった(直径57mm/重量約100g・本体価格 税抜19500円・発売中)。

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リファ(ReFa)は、健康/美容ツールの高級ブランドとして有名。サッカー選手クリスティアーノ・ロナウドをイメージキャラクターに起用しており、美容ローラー等を目にしたことのある人も多いのでは? 今回の『リファアクティブ ブレイン』はそのシリーズ最新作で、Amazonの「リフレッシュ エクササイズグッズ特集」でも最上段に掲載されるなど、注目を集めている商品だ。

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その見た目からは使い方が全く想像できないこの『リファアクティブ ブレイン』。

マットな質感の球体に、不規則に銀色の多面体の金属ボタンが装着されている摩訶不思議なオブジェのような物体。

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手の平で持ってみるとそれなりに少年野球の軟式ボール程度の重みがあり、大きさはそれより小型。すっぽりと手の平に馴染むようにホールドできる。
そしてその銀色のパーツは浮いて装着されていてそれぞれがボタンの役割を果たしているが、これを押し込んでも何が起こるわけでもない。
ただカチッというクリック感は伝わってくる。その感触は独特で、ボタン自体がフレキシブルにあちらこちらの方向に押しこむことができるため、摩訶不思議な感触が味わえる。

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手のひら全体で握れば無数のクリック感で妙な感触。1つずつボタンを押すと、さながら梱包用のプチプチ・シートをつぶした時のような心地よい感触を感じることができる。また押すと同時に心地いいクリック音が鳴るのも楽しい。例えるとクルミをこすり合わせるような良い音。

まさに謎の物体。マットホワイトに銀色のパーツはデザインとしては高級なオブジェである(ブラックバージョンもあり)。オフィスやリビングに何となく置いてあれば気になることは確実。だがその用途は謎めいている。

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使い方は「アクティブブレイン」の名の通り、いわゆる脳トレ・脳刺激系のアイテムだ。確かに手先/指先への刺激は脳を健康に保つためには重要な役割を果たすもの。昔からクルミを2つ手に持って転がすというボケ防止法も有名であるし。

実際に指先/手先への刺激は脳内の血流をアップし、脳内のシナプスを刺激し、伝達能力をアップするということもわかっているし、自律神経を整えてストレス解消という効果も期待されるらしい。

実際に使ってみて感じたのは、確かに利き手だとそんなに実感しないのだが、利き手じゃない方でこれをいじるのは確かに普段使っていない筋肉を刺激している感覚がある。握ったり開いたりの単純運動はともかくとして、利き手じゃない方で指先でボタンを押しながら回転させるというロール運動にチャレンジすると、何とも使われてない脳の部分が刺激されるような気がした(たぶん)。考え事をしながらボールペンを回しているような人にとってのボールペンと考えればわかりやすいだろうか。集中力を鍛えるために、というのはあながち根拠が無いわけではない気がする。

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現実的には触れる高級オブジェというのが正解なのではないだろうか。

ただここで大きな問題がある。その価格である。具体的に何ができるかは使う人次第なこともある製品で、約2万円というのは強気な価格。もちろん見た目の美しさに対しての対価は入れていないけれども。

したがってフォルムやデザインが気に入った上で、なおかつリフレッシュのために時折使用するというフワッとした用途にそのくらいの金額を払ってもいいという人に限定されると思うが、モノとしての魅力は確かに感じるので、実際に店頭で手にとって見ることをオススメする。

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個人的にはApple製品が好きな人が手を出してしまいそうな、そんな匂いがした。自分がその手の人なので、かなり欲しくなったことを伝えておきたい。

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイト:リファアクティブ ブレイン

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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