11月5日は「いいりんごの日」! 青森のりんごをイメージした文具シリーズ、津軽びいどろ『ちいさな林檎』文具シリーズで手書きの良さを実感

 

青森のりんごをイメージして誕生した、津軽びいどろ『ちいさな林檎』文具シリーズ。青森県伝統工芸士が、ひとつひとつ手作りした銘品だ。 青森県が制定した11月5日「いいりんごの日」に合わせて、ガラスペン・インク壺をためしてみた。

 

書き味にもこだわった、ハンドメイドのガラス製文具シリーズ

津軽びいどろをつくる北洋硝子は、青森県で長い歴史をもつ手仕事のガラス工房。ガラス食器の製造販売を行う石塚硝子(愛知県)のグループ企業のひとつだ。

上品な化粧箱に入っている

今回ご紹介する津軽びいどろの『ちいさな林檎』文具シリーズ(ガラスペン4種・インク壺2種・発売中)は、津軽びいどろ初の文房具商品シリーズ。青森県の観光・物産・食などの情報を発信する「まるごと青森」の取材がきっかけとなり、弘前市の老舗万年筆専門店「平山萬年堂」と「津軽びいどろ」が繋がったことで実現。青森県伝統工芸士に認定されている職人が一つ一つ丁寧に手作りしている。

 

書き味を選べる「ガラスペン」

「ガラスペン軸太/ペン先中太」(上)・「ガラスペン軸細/ペン先細」(下)

「ガラスペン」(全4種・希望小売価格 税込16,500円)は、ペン先が太く軸太タイプの「軸太/ペン先中太」「 軸太/ペン先細」、ペン先が細く軸細タイプの「軸細/ペン先中太」「軸細/ペン先細」と、好みにあわせて書き味を選ぶことができる。

りんごの形が可愛いだけでなく、ガラスならではの色合いや透明感が美しい

個性的なデザインやハンドメイドガラスのあたたかみはもちろん、使い心地や書き味もしっかり追及。りんごが連なったようなペン軸は程よく重量感があり、心地よく手に収まるのがポイント。また、ころんとした形でありながら、一部に平らな面を施して転がらない設計になっている。使い終わったらペン先を水洗いして拭くだけ、お手入れも簡単だ。

 

りんご型の「インク壺」

「赤」(左)・「クリア」(右)/サイズ:口径20×最大高さ65mm

「インク壺」(全2種)は、かわいらしいりんご型のインクスタンド。

「赤」(希望小売価格 税込8,800円)は、真っ赤な林檎の色。他では表せないガラス独特の表情がクセになる。「クリア」(希望小売価格 税込6,600円)は、ガラスの透明感で様々な色合いのインクとも馴染む。内面が丸く浅くできているので、ボトルから直接付けるよりペン先にインクを付けやすい設計。自分好みのインクをブレンドするのにもおすすめ。

 

それではさっそく、「ちいさな林檎」文具シリーズをおためししていこう。

 

インテリアとしても置きたくなる「インク壺」

熟練の職人技を感じさせる柔らかな丸みと、赤みを帯びる色合いが美しい。リンゴのヘタの部分がフタになっており、この細やかさがたまらない。インクスペースは浅め、この空間を作り出すにも熟練の技術が必要なのだろう。

インク壺にはスポイトも付属されている

今度は透明な「クリア」にインクを入れる。付属品のスポイトを使えばラクラクだ。

インクは別売

水性インクが鮮やかにガラスに反射している。 選ぶ色によって季節の風情も体感できるよう。

 

続いては、「ガラスペン」をチェック。

 

連なるりんごがキュートな「ガラスペン」

ガラス製はかなり重いイメージがあったが、持ってみるとほどよい重さ。小ぶりな形の林檎の段々が、不思議なくらい手に馴染む。

ペン先にはインクを付ける細かな溝がいっぱい! この工程も手作業なんて素晴らしい。


先ほどのインク壺にペン先の1/3くらい浸す。インクは毛細管現象によって、ペン先の溝から自然と吸い上げるので頻繁に付けなくても大丈夫。

軸の根本にあるクボミに指を当て、用意したノートに曲線を書くと絶妙な書き心地。 ペン先が紙に滑る音を聞くと、なぜか気持ちが穏やかな気分になる。それに加えてインクのにおい、紙とペンがこすれる感触、手に馴染むガラスの触感… ここ最近感じていなかった手書きならではの独特な感覚がとても心地よい。

 

また、軸やペン先の太さによっても、書き味の違いを楽しめる。

上:軸細/ペン先細 下:軸太/ペン先中太

軸太タイプの方がりんごの重量もやや重めで、安定感も抜群。 軸細タイプも程よい重量感で手に馴染む。手の大きさによって自分に合ったタイプを選ぶと良いかも。ペン先の細タイプ・中太タイプそれぞれの書き味の違いの面白さも感じることが出来た。輪郭は中太タイプで、細かい部分は細タイプを使ってイラストを描いてみようかな、など色々と試してみたくなる。

 

憧れだったガラスペンがこんなに使いやすいとは想像もしていなかった。個人的な話だがこれまで使ったことのある万年筆とは違い、お手入れがとってもラク! これを機会にガラスペンにハマりそうな記者である。

 

「いいりんごの日」に合わせて「ちいさな林檎」文具シリーズを楽しもう


青森らしいモチーフ「りんご」が可愛らしい文具になった津軽びいどろの『ちいさな林檎』文具シリーズ。11月5日「いいりんごの日」にちなんで、 自分へのご褒美、大切な家族や友人へプレゼントにおすすめだ。そろそろシーズンも近づいているので、年賀状を書いてみるのも良いかもしれない。

 

デジタル化が進んでいる現代だからこそ、改めて手書きの良さを感じることができた今回の『ちいさな林檎』文具シリーズ。購入は、公式オンラインショップから。

公式サイトはこちら

記者

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ななとも

幼いころから五感で動き回るのが大好き。小さなカラダであちこち動きながら、「思い立ったら吉日」の人生を神戸の街で過ごしている。

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photo by 尹 哲郎

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