気圧次第で体調不良を起こす近年話題の天気痛・気象病対策は『天気痛ブレス』+「頭痛ーる」+耳栓で対策!

気圧が下がると気分も下がるという人に!

天気次第で気分が変わる”お天気屋さん”は罪がないが、気象により頭痛などの体調不良を起こすとなると話は別。近年注目を浴びているそうした天気痛・気象病をツボ押しブレスレットで対策するのが『天気痛ブレス』。それに天気痛対策アプリ「頭痛ーる」、さらに耳栓をすれば、かなり軽減できるというのだが。

低気圧の接近などで頭が痛くなり、時には寝込んでしまう天気痛。痛みまでいかなくても体調がすぐれないのはお天気のせいかもしれない

「そんなの気のせいだよ」と軽くあしらわれがちな天気・気圧の変化による頭痛などの体調不良。しかし近年ではそうした悩みを抱える人が目立つようになり、「ためしてガッテン」や「世界一受けたい授業」などTVメディアでも多く取り上げられ、「気象病」「天気痛」の名で広く知られるようになった。

 

 

実際に低気圧になると、人によっては内耳に存在するセンサー細胞が反応して、興奮。自律神経を乱して様々な症状が出てしまうんだとか。雨が降る前に関節痛がしたり、古傷が疼いたりするのも同じ要因。頭痛、偏頭痛、首痛、めまい、喘息、リウマチ、うつ、認知症などの原因となるというから穏やかではない。

正直、記者もそうした気象病持ちである。台風時期など気分は塞ぐは、あちこち痛いでかなり苦労する。最近はそれが気象病というくくりに入るとわかったが、だからと言って不調が治るわけでもないので釈然としなかった。

そこで腕にはめてツボ押しができる天気痛対策ブレスレット、株式会社アメイズプラス(名古屋市西区)の『天気痛ブレス』(AZ-422・シリコーン・ABS樹脂製・11g/全長22.5cm×厚み約3mm・希望小売価格 税抜2,480円・発売中)が登場。クラウドファンディングで資金を集め、製品化となったそう。

モノ自体はシリコン製の腕時計のようなブレスレット。監修したのは天気痛ドクターとしてお馴染みの気圧医学の第一人者・佐藤純医師。その中心には25個の突起が付いている。ベルトはワンタッチで調整可能。パッケージから出すと突起が表面側に来ているが、逆転させて、突起部分を肌に当たるようにして天気の変わり目になったら1時間に3〜5回プッシュして、天気痛を和らげるとのこと。

その押す位置は、鍼灸師・若林理砂医院長のアドバイスを取り入れた「内関(ないかん)」へのツボ押し。手首から指3本分肘に向かって移動した腕の内側中心部にある。だいたいその辺を押していくとズンと響くところがあるので、そこがツボだ。

だったら普通に指で押せばいいじゃないかという気もするが、実はこの内関というツボは数ミリ単位で移動する特性があるそう。そこでこの3D立体構造のイボイボが的確な位置を刺激できるように25個付いているのだそうだ。

ちなみにここ、知る人ぞ知る乗り物酔いのツボでもある。内耳のセンサー細胞の興奮で発症するという点では一緒なのだそう。だから天気痛がひどい時は酔い止めの薬が有効だ。さて実際につけて押してみると、最初はなかなか内関が見つからなかったが、少しずつずらして押していくと見つかった。結構ズンと来る。

今日も天候が不安定で多少なりとも体調が優れなかったせいか、気持ちいい。押し方はグイグイ力を入れるのではなく、皮膚に軽く当たる感じで良いそう。すぐさま快調とはいかないが、何となくましになったような気はする。肌あたりはまさに刺激の起きにくいシリコン。汚れたらもちろん丸洗いも可能だ。男女兼用で使うことができる。

 

スマホアプリ「頭痛ーる」との連動でプッシュ通知が来る!

天気痛による頭痛を予報してくれるサイト「頭痛ーる」(運営・株式会社ポッケ)は非常に便利なサイト。気圧の状態を「注意」だったり、爆弾マークで「警戒」だったりと知らせてくれる便利なサイトだ。

そして何よりも便利なのが、スマホアプリ。iPhone版とAndroid版「頭痛ーる」、ともに無料で、位置情報を元に自分がいる場所の気圧予報を出してくれるのが、実に心強い。記者も使っているが、かなりの精度で調子が悪いときは爆弾マークが出ているから面白い。

左右にスクロールして前後の日付の気圧状況も確認可能

 

「頭痛ーる」ダウンロードは以下より。

iPhone版 Android版

このように自分の不調を登録しておくこともできる

 

そしてこの「頭痛ーる」アプリは、この『天気痛ブレス』と連動機能がある。アプリ設定でプッシュ通知を設定すると、気圧低下の12〜9時間前に「天気痛ブレスを装着した方がいいよ」という通知がくるのだ。送信時刻も設定できるので、夜中に叩き起こされる心配はない。

さらにそれでも物足りないという人には、「天気痛耳栓」(株式会社アメイズプラス)というのもある。内耳のセンサー細胞が反応してしまわないように、耳穴にフタをしてしまおうという発想だ。

「天気痛耳栓」税抜1,850円・3月上旬発売予定

 

ただこれ、ソフトタイプで良いのだが、耳栓をしている異物感はやはり多少は不快。周囲の音も聞こえなくなるので、日常生活が結構不便なのがウィークポイント。ただ実際に痛みが強い人にとってはやってみる価値はあると思う。

 

 

これらの対策で、気圧がどんなに低かろうと元気に過ごせる毎日を手に入れたい!

 

 

オススメ度:(良い商品です)

記者

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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