『ZOOM505 多機能ペン』はキャップ式なのに多機能!極太の軸と作り込みの精密さが引き立てる“高級感”!

一見すると、これは万年筆だ。アルミボディが放つ鈍い輝き。直径13.5mmのペン軸の太さ。そしてキャップ式である。しかし精密な作りキャップを「カチッ!」と外すと、そこに現れるのはシャープペンシルと黒、赤のボールペン。3機能を併せ持つ多機能ペンなのだ。多機能ペンというと、どうしても安っぽい透明ボディのノック式を思い浮かべるが、3月16日にトンボ鉛筆から発売された、この『ZOOM505 多機能ペン』は、そんな従来の多機能ペンのイメージを180度覆すものである。

トンボ鉛筆の「ZOOM/ズーム」は、1986年に創設されたデザイン筆記具ブランド。その中で、「ZOOM505」シリーズは、創設以来32年間、一貫して変わらぬ「極太の軸」と「深いキャップ式」の伝統を受け継いでいる。

その第一弾は1986年発売の水性ボールペン、以降、1987年にシャープペンシル、1992年に油性ボールペンと万年筆を展開し、今回『ZOOM505 多機能ペン』が新たなラインナップとして加わったのである。

※現在は海外のみで展開

 

驚かされるキャップの作り込みの質感

さっそく手にとって、“おためし”を開始。まず最初に驚かされるのは、キャップの作りが気持ちいいこと。キャップを外すときの、適度に固いしっかり感。カチッという硬質な響きと共に、キャップを外す。次にそのキャップをペン尾に差すときも、適度な抵抗感があってから再びカチッと音がする。これだけで、このペンの“格”がわかってしまう。

『ZOOM505 多機能ペン』ラインナップは、シルバー、プルシアンブルー、ブラックの3色だが、単なる色の違いだけでなく、アルミボディの表面仕上げの加工が、それぞれ異なるのも驚きである。シルバーは髪の毛のような細かいライン模様が残るように直線的に研磨されたヘアライン仕上げ。プルシアンブルーは鈍い感じのマット仕上げ。ブラックは光沢仕上げとなっているのだ。

太軸、低重心、ラバーグリップの書き味

筆記具オタクを自称する記者は、実はトンボ鉛筆の筆記具には一目置いている。その最大の理由は「重量バランス」の良さにある。同社の筆記具は、何の変哲もない普通のシャープペンシルでさえ、低重心に設計されていて、実際に筆記する際に、とても安心感があり、書きやすいのである。

この『ZOOM505 多機能ペン』にも、やはり同社筆記具が持つ特有の低重心感はしっかりと存在している。持っただけでは、やや重い印象を受けるのだが、いざ書き始めると、その重量感が心地いいのである。ただ重いのではなく、バランスがいいのだ。しかも、それに加え、直径13.5mmという万年筆のような極太のペン軸に、グリップにはカッチリと固めのラバーグリップが仕込まれており、「ZOOM505」シリーズ独特の安定感を生み出している。この高級感で多機能ペンというのは、本当に驚きである。

シャープは0.5mm、ボールペンは0.7mm

胴軸に樹脂巻きされた黒いリング部分を回すと、シャープペンシル、黒ボールペン、赤ボールペンと順にペン先が入れ替わる、いわゆる「回転繰り出し方式」が採用されている。シャープペンシルは標準的な0.5mm芯、ボールペンは油性インクでボール径0.7mm。0.7mmのボールは、細書きと書き味の滑らかさの両立を可能にする。ただ、記者の個人的な要望としては、シャープペンシル+水性ボールペンの多機能ペンなら、もっと良かったと思っている。

 

シャープペンシル使用時にキャップをペンの尾端に挿しておいても、挿したキャップごとノックできるし、そのまま回転させてボールペンも使用できるので、キャップを挿したままでも通常の回転繰り出し式のペンとして使用できる。また、キャップ収納時はペン先を保護できるので安心感があり、よく使うペン先を出したまましまえるので、キャップを外せばすぐに書くことができる。

さて、この『ZOOM505 多機能ペン』は、シルバー、プルシアンブルー、ブラックの3色があり、いずれも税抜5000円(税込5400円)である。また油性ボールペンの替え芯はボール径0.7mmで税別80円で売られている。

ブランド創設から32年で、固定ファンも多い「ズーム505」シリーズの多機能ペン。普通の多機能ペンでは飽き足らない人、そして贈り物としても、検討の価値ある新商品である。

 

公式サイトはこちら

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記者

渡辺 穣

渡辺 穣

50代男性。月刊誌のデスク・編集長等を経て著作家。主に経済系の著書多数。ファイナンシャルプランナー。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年。趣味で家庭教師も行う。山と海と焚き火を愛する。

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