小さいけどこれは確かに…『Sozaiのまんま コロッケのまんま』はコロッケをそのまま再現した奇跡のスナックだ!

カップ麺(そば)に入れたら立ち食いそば店のコロッケそばに!

 

おいしい惣菜は数あれど、必ず上位にランクインするのが“コロッケ”。まさに、おかず界不動のスタメンとも言える人気ぶりだ。そんなコロッケを、いつでもどこでも食べたいという願望を叶えてくれる夢のようなスナック菓子『Sozaiのまんま コロッケのまんま』がUHA味覚糖から全国発売されたと聞いて、さっそく試食してみることにした。

騙されたと思って食べれば騙される!? こ、これはまぎれもなくコロッケだ!

子供から大人まで、老若男女問わずに愛されるおかず・コロッケ。揚げたてのサクサクホクホクのコロッケには、夢がたくさん詰まっている。ただ、残念ながらコロッケは“揚げ物”ゆえ、いつでもどこでも手軽に食べられるといった物ではないのが玉に瑕。そんなコロッケを、いつでもどこでも食べたいという欲求を満たしてくれる画期的なスナック菓子が、UHA味覚糖株式会社(大阪市中央区)が開発した『Sozaiのまんま コロッケのまんま』(30g・希望小売価格 税抜138円・2017年9月25日発売)だ。なお、同社「Sozaiのまんま」シリーズの新ラインナップで、シリーズ第5弾の商品となる。

 

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「Sozaiのまんま」シリーズは、文字どおり野菜などの素材菓子として開発されてきたが、調理されたものを採用するのは初めて。実際にコロッケを揚げ、スナックに加工したという斬新な発想に驚きを隠せない。

 

それでは、実際にどんな味なのだろうか。いや、コロッケの味なんだろうけど…

1袋30gあたり189kcal

パッケージの成分表を見ると、パン粉に乾燥マッシュポテトという表記が見て取れる。うん、これはコロッケだ。

1粒のサイズを小さく調整してある

中身は、小ぶりのコロッケスナックがゴロゴロと入っている。もちろん、普通のコロッケサイズでは食べすぎてしまうので、こうした調整をしているのだろう。

 

それでは、ひと粒口に放り込んでみる。

コリッという食感。なんというか、揚げ煎餅のような食感。ただ、食べ進めるうちにコロッケ独特の風味が口に広がる。うん、これはまさしくコロッケだ! ほんのりビーフの風味を感じることもでき、「Sozaiのまんま」の看板に偽りはない!

 

なお、余談だがUHA味覚糖の開発担当者によると、この「Sozaiのまんま コロッケのまんま」開発にあたり、リアル感と完成度に非常に苦労したという。駄菓子にならないよう、コンビニから有名店まで、あらゆるコロッケを食べ歩き、リサーチを積み重ねたとか。さすが、クオリティにこだわって開発しただけのことはある。まあ、「コロッケの食べ歩き」という仕事は楽しそうだなと思わなくもないが(笑)。

ん? 待てよ。

 

駅の立ち食いそばなどでは、「コロッケそば」なるメニューがあることを思い出した記者は、さっそく試してみることにした。温かい“かけそば”に「Sozaiのまんま コロッケのまんま」をトッピング!

コリッという食感だから、少し掛けつゆに浸してから食べてみる。う~ん、これはねぇ…

 

結論から言えば、某カップ麺のキャッチのような「後のせサクサクじゃ!」というのは、この商品には合わない。中途半端に柔らかくなって、芯は硬いというコロッケの食感とは程遠くなってしまう。どうしたものか…

 

と、ふと思いついたのが、カップ麺のお湯を注ぐ前に入れてみるのはどうだろうかということ。だって、この「Sozaiのまんま コロッケのまんま」って、まるでカップ麺の“かやく”みたいだから。

ということで、他社の商品で恐縮だが日清『どん兵衛』にコロッケ投入。お湯を注いで5分間待つのじゃ。

さて、御開帳。
写真では少し分かりにくいかもしれないが、「Sozaiのまんま コロッケのまんま」が適度にふやけている。ひと口食べてみて…

 

キタ─ ̄─_─ ̄─(゚∀゚)─ ̄─_─ ̄─!!!!

 

コロッケが復活したぞ! なんというか、高野豆腐を湯戻ししてフカフカになるような感覚。いや、ちょっと違うか。いずれにしても、「どん兵衛」と「Sozaiのまんま コロッケのまんま」はベストマッチ。表現は悪いけど「もうお前ら結婚しちゃえよ」ならぬ、「もうお前らコラボしちゃえよ」という感じである。

 

まとめ:そのまま食べても良し。カップ麺に入れても良し!

素材菓子というジャンルのスナック菓子が流行っているが、これは調理してあるものをスナックへと転化させた面白い商品。某棒のようなスナック菓子が、いろいろな味を再現しているが、この「Sozaiのまんま コロッケのまんま」は、言ってみれば“乾燥コロッケ”なわけで、コロッケの美味しさをギューっと凝縮しているのだ。だからこそ、そのままコリッと食べても良いし、カップ麺に入れて湯戻ししても美味しいのは当然なのだ。

 

蛇足かもしれないが、それこそ記者はカップ麺で「どん兵衛 駅の立ち食いコロッケそば」といったコラボ商品が出ることを期待している。それぐらいベストマッチだったと付け加えておこう。

 

オススメ度:(買っても損はない)
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記者

タック二階堂

40代男性。東京都出身。本業である取材ライターの傍ら“ボカロP”としても活動。著書に『「ボカロP」になる本』(工学社)がある。

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photo by 尹哲郎

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