『ペヤング 鉄分MAXやきそば』インスタント食品の取り過ぎでなりやすい鉄不足。まさか補給するなんて!

女性だとおよそ半分の人が鉄分不足とも言われる現代。鉄分が不足すれば貧血となることからサプリなどで補っている人も多いはず。ところがカップ焼きそばを食べることで鉄分を補えるというのがこの『ペヤング 鉄分MAXやきそば』のコンセプトだ。普通はインスタント食品こそ鉄分不足の原因とも言われるのに…!

ほうれん草とじゃこを盛り込んでミネラル豊富に!

激辛であったり、背脂だったり、ニンニクだったり、パクチーだったり、むしろ体に悪そうなものを過剰に盛り込むことで評判を呼んでいたMAXシリーズ。その最新作はさながらサプリメントのようにミネラル補充をうたうからすごい。

そもそもインスタント食品を常食することでなりやすい鉄分不足。なのにまさかそのインスタント食品をとることで鉄分を補おうというのだから、違う意味でMAX。まるか食品『ペヤング 鉄分MAXやきそば』(110gうち麺90g・希望小売価格 税抜185円・2017年7月3日コンビニエンスストア先行発売/7月17日一般発売)は冒険といえば冒険の一作である。

何しろ鉄分がMAX。一食あたり9.0mg。大人の必要摂取量は年代によってばらつきがあるが、一日10g以上はかなり理想に近い。他の食品にも多少は含まれていることを考えると、一日一回『ペヤング 鉄分MAXやきそば』を食べておけば問題ない量を補えるという計算だ。

と、ここまでこの『ペヤング 鉄分MAXやきそば』に関しては味について何も述べていないが、それは”香味野菜の効いたあっさり醤油味”という手がかりしかないから。鉄分のために味は捨てたのか? と思わないでもないが、ほうれん草、ちりめんじゃこ、エビ入りということで多少なりとも期待する。

蓋をめくり、かやくとソースを取り出す。かやくは上記の3種のみ。麺はいつもの油揚げ麺。ソースは醤油ならではの透明感を感じる。パッケージの色味とこの薄口醤油的なソースの感じと、ほうれん草の青臭さが相まって、どことなくアジアな印象がある。

湯入れするとほうれん草の青臭さが気になる。パクチーにも通じる葉っぱの香り。苦手な人は呼吸を止めて湯入れしよう。

3分経って湯きりして蓋をめくると、その裏に結構なほうれん草が付着。もともとほうれん草が好きなタイプの人間ではないので、軽くこそげる程度で、ソースを混ぜ合わす。確かによくよく見るとちりめんじゃこの姿が見える。取って食べてみると、確かにじゃこ味。これは楽しい。

しかしエビに関してはほとんどその姿が見当たらなかったのだが、どういうことか。クラッシュされたエビパウダー的なものなのだろうか。エビの味は確かにするのに、姿が見えない。

全体にあっさり醤油は嘘ではない。ほうれん草特有の青臭さとエビ風味、じゃこの魚風味が混じり合い、やはりこれ、アジアの屋台的な味わいにしか感じない。あっさりした醤油味だけれども、油がしっかりまとわりついているので、和風には感じなかった。

なのでアジアンテイストな焼きそばがお好みならオススメ。女性なら鉄分補給にもなるし。もちろん男性でも鉄分不足になってもおかしくないので、元気がないなら試してみるといい。これでパワーが出たら、そもそも鉄分不足だったということにもなるからだ。

 

 

ただメインの鉄分吸収食材としては、毎日続けるのはちょっと厳しいと思う。

 

オススメ度:(ピンときたら、どうぞ)
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記者

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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