きな粉の風味でほっと一息。香り高いきな粉と美味しい餡でできた『下町餡入きな粉ひねり』は、昔ながらの優しい味わい

 

昔から変わらない素朴な風味の「きな粉の棒菓子」は、幅広い世代で愛されている。形状はいろいろあるが、絶妙な柔らかさとまったり感で、きな粉の美味しさがダイレクトに伝わってくるお菓子だ。その中に餡が入ったものがあるという。きな粉にこだわる専門店が作る『下町餡入きな粉ひねり』を味わってみた!

 

秘伝の製法とこだわりの素材でできた伝統銘菓

大正10年、日本橋で豆菓子屋としてスタートしたワタトー(東京都)は、創業100年のきな粉菓子専門店。埼玉三大銘菓の一つ「五家宝」を継承し続ける希少なメーカーでもある。そんなワタトーの人気商品の一つ『下町餡入きな粉ひねり』(5本入×3袋・希望小売価格 税込1,000円・販売中)をご紹介しよう。

きな粉にこだわる同社が作る『下町餡入きな粉ひねり』は格別だ。その美味しさの秘密は、できる限り無添加・国産にこだわっているという素材の良さにある。

きな粉専門店の焙煎工場で製造された、出来立てで新鮮なきな粉が主原料。特製のきな粉は気温や湿度によって焙煎時間や火加減を細かく調整しているから、いつでも香り高いなめらかなきな粉ができるのだ。

 

良質のきな粉に、じっくり煮詰めた秘伝の水飴などが加えられ、美味しい生地が作られていく。ちょうど良い硬さにするため、季節によってこね方を変えているそうだ。

全国菓子大博覧会金賞」も受賞したという、伝統銘菓の美味しさを味わってみよう。

 

香り高いきな粉の風味とコクのある味わい

触ってみて、まず驚いたのは生地の柔らかさ。すごく生っぽく、「出来立て新鮮!」っていう感じ。きな粉の濃厚な風味と何ともいえない独特の舌触りは、きな粉のお菓子ならでは。グラニュー糖のザクザクした食感もアクセントになっておもしろい。
大豆の香ばしい香りにコクのある深い味わいだ。

『下町餡入きな粉ひねり』は、グラニュー糖をまぶしてカットしたら、1つ1つ手でねじっていくそうだ。手作業なので微妙に形が違う。その素朴で優しい見た目にも、心惹かれるものがある。

生地の間にサンドされているのは、北海道産の小豆餡。そこに東京大島産の塩が隠し味に使用されているそう。

こっくりしたきな粉生地の美味しさを噛みしめていると、少し違った餡の食感と風味が感じられる。餡は箸休めのような存在。主役のきな粉を引き立てる名脇役といったところだ。

 

一つでもしっかり食べ応えがあるが、餡が入っていることで、味に変化が出て最後まで飽きずに楽しめる。

 

誰もが安心して食べられる優しいお菓子

『下町餡入きな粉ひねり』は、ほっと一息つきたいときに、本当にほっとできる優しい味わいだ。

 

動物性の素材を一切使用していないので、食事にこだわる方やお子様も安心して楽しめる。文化の違う海外の方へのお土産にも喜ばれそう。きな粉は国を越えて広がっていきそうだ。

 

伝統銘菓の昔から変わらない美味しさをぜひ味わってみて。

 

きな粉と水飴で作った優しい生地でできた『下町餡入きな粉ひねり』は、オンラインショップにて販売中。

 

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記者

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白山ぷりん

食は人生そのもの。おいしく作る・おいしく見せる・おいしく食べる、を楽しむフードコーディネーター&ライター。

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photo by 尹哲郎

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