『インスタントフローズンメーカー』はカップを揉むだけでアッという間にシャーベットが作れる!?

やしたカップに、お好みのジュースを入れて、揉むだけで、シャーベットやフローズンドリンクが作れる『インスタントフローズンメーカー』をご紹介しよう。


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中に入っているものは、フタ付きのカップ、ストロー&スプーン、使用説明書。
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使用する前には、本体を分解して綺麗に洗浄しておく。
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カップは二重構造になっており、中には保冷剤のようなスリーブが入っている。
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その2つを固定するリングとフタ、各パーツごとに分けられる。

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スリーブをカップに入れ、リングで固定した状態で、まずはカップ本体を凍らせよう。
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カップはとても柔らかいシリコンになっており、子供の力でも握りやすく揉みやすい。

説明書によると「カップが完全に凍結するまで冷凍庫で本体を約6時間程度冷やす」とある。

 

6時間とのことだったが、記者は24時間後に取り出してみた。すると、カップ内側のスリーブが全く凍っていない。保冷剤のように凍るのかと思っていたが、液状のままなのである。

 

冷凍庫が壊れているということもなく、庫内の冷却温度は最大にしてある。他のものが溶けているということもないし、冷凍庫による不調はなさそうだ。

 

どう考えてもカップが凍結している状態ではないが、24時間以上冷やしていたので、これで作れるのかどうかやってみた。
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よく冷えたコーラを注ぎ、約1分間ほど待つ。カップを手で掴み、ギュッギュッと繰り返し揉んでいく。すると、シャーベットになっていくというものなのだが・・・。

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……いくら揉んでも、シャーベットになることはなかった。

 

もう一度、冷凍庫に入れて24時間後に作ることにしよう。

24時間後に取り出してみると、やはりカップが凍結している様子は見られない。スリーブは液状のままである。
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試しに、アイスコーヒーを注いで、1分ほど待ち、カップを揉んでみた。
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……やはり、全く凍る様子がない。飲み物もそのままである。しかし、注意書きを読んでみると、「アルコールを含む飲料、コーヒー飲料などは十分なシャーベット状にならない事がある」と書かれている。また「ダイエット系飲料などの甘味料の含まれない飲料も使用は避けるように」とある。

 

アイスコーヒーで作ったのがいけなかったのかと思い、再度、カップを冷やしてみることに。次は、実に3日以上冷凍庫に入れておいた。 約72時間後、カップを取り出してみると、やっと凍結している状態になった。
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しかし、カチカチに固まっているのではない。シャーベット状に柔らかく固まっている状態で、すぐに溶けてきてしまいそうだ。
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今度はシャーベットにしやすそうな砂糖の入っている甘めのジュース(フルーツオレ)で作ってみよう。カップにジュースを注ぎ、待つこと約1分。34-14

カップを揉んでしばらくすると、遂に! シャーベット状になってきた!
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確かに、揉むことで簡単にシャーベットになる。シャリシャリとした食感で、冷たく美味しいことは間違いない。

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しかし、やはり冷えている時間は短く、グラスに移し変えるとどんどん溶けてきてしまった。また、カップ本体も手の熱であっという間に液状に戻ってしまう。凍結したカップは、1回しか使えない。量をたくさん入れてしまうと、シャーベットになるまでに時間がかかりそうだったので、カップに入れる分量もなるべく少ないほうが良さそうだ。

 

電力などを使わず、好みのジュースなどで子供達の力でもシャーベットが作れるのは楽しいだろう。

 

しかし、約6時間で凍結するというカップは、記者の場合は72時間以上かかった。試しに、カップを凍らせるのと同時に、他の保冷剤、水を一緒に入れてみたのだがこちらは3時間ほどで凍っていた。それを考えると、やはりカップ内側のスリーブの凍結時間には疑問が残る。個体差もあるのかもしれない。

 

ちなみに、スリーブ内の液体は塩と水であるとのこと。食塩水だと考えたら、凍るのに3日間もかかったのは謎でしかない。

 

この製品はすべてにおいて毒性がなく化学物質であるBPAは使用していないとのこと。
洗浄する際は、スリーブに穴などを開けないように注意したい。

カラーバリエーションは、ピンク、イエロー、グリーン、レッドがある。
重さは約300g。

価格は1,700円程度。
Amazonをはじめ、インターネット通販を中心に購入できる。

記者

蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

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