ブランド初のエナドリが日本上陸! 真っ赤っかな『コカ・コーラ エナジー』を飲んだ

鼻にツーンとくる強刺激!

 

清涼飲料水離れが叫ばれる中、伸張しているのがエナジードリンク市場。そこで「コカ・コーラ」ブランドからも初となるエナドリ『コカ・コーラ エナジー』が登場した。コーラなのでもともとカフェインは入っているが、高カフェインに増量、ガラナ、ビタミンB6、ナイアシンでパワーアップ。さて、どんな感覚なのか、ためしてみたい。

 

プルタブまで真っ赤でかっこいいから、とりあえず気分は上がる!?

エナジードリンクは、栄養ドリンクの英訳。ただ日本では栄養ドリンクは通常医薬部外品で、清涼飲料水にはタウリンが入れられないことから、カフェインドリンクと考えて差し支えないと思う。

ちなみに今年4月以降、スペインとハンガリーを皮切りにヨーロッパ各国で続々と発売済

そもそもエナジードリンクにしっかりとした定義はなく、カフェイン多めあたりがお約束といえばお約束だ。他にも疲労回復でおなじみのビタミンB群、代謝系成分のナイアシン、成長ホルモン分泌系のアルギニンなどが含まれることが多い。

非常感炸裂

「レッドブル」(レッドブル・ジャパン)「モンスターエナジー」(アサヒ飲料)が定番で、海外では飲みすぎ(カフェイン過剰摂取)による死亡事故も起こって問題になっているが、大量に飲まなければさほど問題はない。

原材料名は、糖類(果糖ぶどう糖液糖、ぶどう糖)、ガラナエキスパウダー/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素、カフェイン、保存料(安息香酸Na)、ナイアシン、ビタミンB6

 

加熱するそうしたエナジードリンク・ブームの中、「コカ・コーラ」ブランドも黙っていられなくなったということで登場したのが、コカ・コーラシステム『コカ・コーラ エナジー』(250ml缶・希望小売価格 税抜190円・2019年7月1日 自動販売機限定発売 ※自販機限定190ml缶/税抜148円も有)だ。

ただ冷静に考えると、そもそもカフェインを含有しているコーラ自体が、エナジードリンクといえばエナジードリンク。炭酸の刺激とともにカフェインを摂取することで、気合いを入れている人も多いはずだ。

 

 

それではエナドリとなった『コカ・コーラ エナジー』は何が違うのだろう? 飲みながら検証してみたい。

 

 

カフェイン量アップ、どの程度!? それは謎!

まず80gの高カフェインになったということだが、そもそも「コカ・コーラ」自体がカフェイン量を公開していないので、どのくらい増えたかは定かではない。実際に飲んでみるとけっこうな辛口になっているが、これはカフェインの辛味なのか、ガラナエキス由来のものなのかはわからない。

そもそもガラナ自体の主成分がカフェインなので、これも微妙。ナイアシンは摂りすぎるとカーッとするナイアシンフラッシュで知られているが、大量に含まれているわけではないので、これも判断がつかない。

 

 

ビタミンB6に関してはアミノ酸の代謝を助ける意味での配合だと思うが、一緒にタンパク質をとらないといけないか。

1本当たり105kcal、糖質25.75g、カフェイン80g

 

一番わかりやすい効果といえばやはり、糖分摂取ではないだろうか。1本飲み干せば糖質25.75gなので、一気に血糖値は上昇する。果糖ぶどう糖液糖だけでなく、ぶどう糖も入っているので、短時間の元気づけには良いと思う。ただ糖質制限ダイエットなどを実践している人には適さないが。

 

 

コンセプトは「SPREAD YOUR POSITIVE ENERGY」。真っ赤な缶がきっと元気を加速する!?

そもそもビタミンやカフェインを摂っても、人間が爆発的に元気になるわけではない。でも普通の清涼飲料水を飲むよりは、かなり気分的に高揚することは確かだ。この場合、イメージの問題はかなり大きい。そういう意味ではプルタブまで真っ赤というのは非常に意味があると思った。

ただ味わいは、ガラナドリンク。純粋なコーラ好きとしては辛味が強すぎるし、甘みが強すぎる。元気は出そうだけれど、体に悪そうな味。だからこそいいのかもしれないが。

 

飲み方はノドに流し込むように一気にいくのが気分。炭酸とともに辛さが突き抜けて軽く涙目になると、ポジティブなリフレッシュは起こる。飲み過ぎに注意しながら、いざというタイミングで一気に飲みたい。

 

 

入手は全国のスーパー、コンビニエンスストア、自販機などで可能だ。

 

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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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