ごまがわかめに下剋上!? 『EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しょうゆ ごま4倍/しお ごま4倍』を食べてみた

全国のごま好きに!

 

『EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しょうゆ ごま4倍/しお ごま4倍』は、これまで準主役として活躍していたごまが、4倍の量となった入れ過ぎカップ麺だ。数に勝るものはなし! その味確かめてみた。

 

かやく袋に入りきらないほどの大量のごま。わかめ3.5倍はやりすぎだったがごまは果たして?

パッケージには“ごま足りてました?”のキャッチコピー

エースコックの「EDGE」は、驚きとやり過ぎをきかせたインパクト重視のカップ麺シリーズ。2014年1月に登場したマヨネーズをふんだんに入れた第1弾「EDGE 鬼マヨ焼そば」を皮切りに、「EDGE鬼アブラ こってり肉だれ風油そば」(2021年6月28日)や「EDGE×ワンタンメン タンメン味 こぶた誕生60thでこぶたなると6.0倍」(2019年6月17日)などが発売された。

このシリーズ、とにかくそのコンセプトに忠実に作られており、記者が過去にレビューした「EDGE×わかめラーメン ごま・しょうゆ 35周年なのでわかめ 3.5倍/同 ごま・みそ」は、わかめの厚みが1〜2cmにもなり、最終的にわかめをすするような事態に陥るほど。

ごま専用小袋「ふりかけ」が入っている

今回発売された『EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しょうゆ ごま4倍/しお ごま4倍』(希望小売価格 税込208円・2021年9月6日発売)は、わかめではなくごまの量を4倍(2021年3月発売品対比)にしたやり過ぎ商品。1983年発売からずっと主役に居座り続けたわかめに、下剋上を果たすべく作られたカップ麺だ。

 

巨大なパワーを持つわかめと数で攻めるごまの戦いをこの舌で確かめてみよう。

 

『EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しょうゆ ごま4倍』

まずは『EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しょうゆ ごま4倍』(97gうち麺60g)から。

かやくだけ入れた状態ですでに大量のごま

かやくのみ入れて湯戻し3分。

液体スープと

追いごま

ふりかけをかけて完成。

「EDGE×わかめラーメン ごま・しょうゆ 35周年なのでわかめ 3.5倍」のわかめと比べると、麺が見える分見た目のインパクトは弱め。また、すりごまは少ないのでこの時点でのごまの香りは控えめとなっている。

有機丸大豆醤油に、魚介の旨みを加えたすっきり味の醤油スープ

スープをすくうと大量のごま。魚介エキスと塩分のきいたしょうゆスープの味わいとともに、ごまの香ばしい香りが口の中で広がる。噛めば噛むほど粒が割れ、厚みのある風味へと変化していく。ごま好きならこれだけでいける。

スープがサラサラとしてごまがくっつきにくいので、すくうように絡ませるのがポイント

麺は少し角張った油揚げ麺。ごまをしっかりと絡ませて啜ると、ふわっとマイルドな風味がプラスされた味わいに。わかめの食感やスープの味が強いので大量に絡ませる必要があるが、いつもより深みが生まれ、あっさりとした後味にも強く余韻が残るようになった。

ただし、毎回ごまの存在感を感じるほど絡ませると、4倍の量であってもごまが足りない。終始主役を奪い取るには10倍くらい欲しいところ。つぶつつ食感は食べ方や風味が変わって楽しいのだが、最後までごまを感じていたいのだ。コスパ良く食べるなら、スープとごまで風味を口に入れて、そのあと麺とわかめをすする方法がおすすめ。

ちなみに具材はわかめとごまのみ。コーンやメンマがなくなっている。とくに気にはならなかったが、箸休めができないのはちょっともったいない。

1食あたりのエネルギーは389kcal、糖質は42.0g

 

『EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しお ごま4倍』

続いて『EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しょうゆ ごま4倍/同 しお ごま4倍』(80gうち麺60g)。実は現行のレギュラー商品にはないフレーバーなので、それだけでも価値のある商品。みそがあるのになぜ? と考えたが、ごまとの相性を考慮した結果の選出といったところか。

粉末スープもこのタイミングで入れる

中にはかやくと粉末スープ、そしてごまがたっぷり入ったふりかけ。

かやくと粉末スープを入れて湯戻し3分。その後、ふりかけを投入。

こちらも麺が見える分、インパクトは弱め。

スープから味わってみると、先ほどと同じくごまの香ばしさが際立つ味わい。ただ、スープがとてもあっさりとしているせいか、深みのある味わいというわけではない。噛み合いそうで噛み合っていないのだ。

チキンをベースにしたしおスープは塩分がきいているので、疲れた身体やお酒の後によく染みわたりそう。わかめとの相性もいいだけに、ごまの風味との相乗効果をあまり感じられないのが惜しい。ここではスープが主役のようだ。

澄んだスープの色

麺はしょうゆよりも少し丸みを帯びた油揚げ麺。抵抗感なくすすれるから食べやすく、記者好み。

具材は同じく、ごまとわかめのみ。ごまもわかめも多いので、満足度は高い。

1食あたりのエネルギーは362kcal、糖質は40.4g

 

ごまの下剋上ならず?

記者個人としては、いま一歩下剋上に及ばずという感想。やはりわかめの存在感が強く、食感や香りに多少の変化はあるのだが、惜しくも主役を食うまでにはいたっていない。わかめ強し。

 

とはいえ、ごま好きも満足できるほどの量なのは間違いない。また、『EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しお ごま4倍』は現行にはないフレーバーなので、一度食べてみる価値はある1杯だ。来るべき40周年には、ぜひごま40倍で主役の座を奪ってほしい。

 

全国のスーパー、コンビニで発売中。

 

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森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

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photo by 尹 哲郎

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