卵かけご飯専用マシン『究極のTKG』は本当に究極なものが作れるのか!? さあ、おためしの時間だ
『究極のTKG』と聞いて、あなたは何を思い浮かべるだろうか? TKGとは、卵かけご飯の略称。そして10月26日に発売となる『究極のTKG』は、卵割り機能を内蔵した卵かけご飯専用マシンだ。ワンタッチでフワトロな卵かけご飯が完成するといい、商品化が発表された段階でSNSを中心に話題となっていたが、その使用感はいかに…!? 発売前に試してみた!
あえて機械の力を借りてまで…。“卵かけご飯専用マシン”の魅力とは?
『究極のTKG』(希望小売価格 税抜3,500円・2017年10月26日発売)を発売するのは、老舗玩具メーカー・タカラトミーアーツ。卵かけご飯専用マシンと聞いて、初めは「なんでも自動にすればいいってもんじゃないだろ~」と思ったが、「白身がメレンゲ状の卵かけごはんって、確かにおいしそうかも…」と、説明を読めば読むほど魅力的に見えてきた。
ブラックを基調にTKGが全面にデザインされたパッケージは、どこか男らしい印象。横にはマシンの使い方と、“究極のTKGを実現するための3大機能”が示されている。
裏にはアレンジレシピが掲載。なるほど、単なる卵かけご飯ではなく、自分なりに具材を加えることでよりTKGを楽しむことができるというわけか。なんだかワクワクしてきたぞ!
フワトロ卵かけご飯を作ってみよう!
重量は450g、サイズはW112mm×H132mm×D132mm。単2形アルカリ乾電池2本が必要だが、別売りなのでご注意を。
本体も黒なのでクッキングトイっぽくなく、“TKG”というロゴもなんだかオシャレ…かも?
それではさっそく調理開始。用意するのは『究極のTKG』と卵1個、そしてアツアツのご飯に醤油、以上。まずは生卵を水で洗い、ふきんなどでよく拭いておく。
マシンのフタを外してストッパーを外側に倒す。タマゴホルダーに卵を殻のままセットし、フックに押し込むようにフタをする。
続いて、本体を押えて上部にあるチョップボタンをたたく。これ“軽く”叩くのがポイント。記者は初回、気合いを入れて強く叩きすぎたことで、殻が黄身トレイに落下するというアクシデントが発生。あくまで殻にヒビを入れることが目的なので、強く叩く必要はまったくないので注意してほしい。
ということで、ボタンを軽く叩いて生卵にヒビが入ったら、ストッパーをもとに戻して、ホルダーボタンを奥までグッと押し込む。今度は上手に殻から生卵が出てきた!
タマゴ割りユニットをはずし、いよいよホイップスイッチをオン! このとき、黄身トレイに結構白身が残った状態で失敗では!?と思ったが、説明書によると白身が全部落ちていなくても、撹拌すると自然に落ちるらしいので気にせず撹拌スタート。
「ブイーン」というモーター音とともに、みるみる白身が泡立ってきた。すごいすごーい! 黄金に輝く黄身の下で、すさまじい勢いで白身が回り回る様子は爽快で、これは大人でもテンションが上がる。
撹拌時間の長さによって、白身の泡立ち方が変化。生卵の鮮度や湿度、電池残量により違いが出ると言うが、目安は約1分で五分立て、約2分で七分立て、約3分で十分立て。自分なりの究極の泡立ちを見極めるべし!
泡立ちを終えたら白身トレイを持ち、撹拌した白身をご飯の上にかける。最後に黄身をのせれば完成! あとはお好みで醤油やトッピングを。
約2分撹拌したものをいただいてみると、本当にフワッフワ~!!これはまさに新感覚。温かいご飯の上にのせたことで泡が消えてしまうのではと懸念したが、そんなこともなく最後の最後まで黄身と合わさりフワトロ食感。おそるべし、究極のTKG…。
ただし、生卵を使用するため放置して固まってしまうとばい菌発生の原因になってしまうため、1回ごとに必ず各パーツを食器用洗剤で洗うことを忘れずに。
メカボックス(電池などが入った本体部分)は水洗いNGなので、汚れがたまった場合には付属のお手入れブラシで汚れを落とし、ウェットティッシュで拭き取るなどの手入れが必要だ。
おいしすぎた究極のTKG!アレンジ方法は無限大
こういった類のマシンは、パッケージにあるような写真ほどうまくいかないということが多々あるが、この『究極のTKG』はパッケージにある画像そのまんまの卵かけご飯に仕上がった。
正直、記者は白身のトロッと感があまり得意ではないため、卵かけご飯にするときにも卵はよくかき混ぜる派。そして、納豆とご飯を合わせるときなど黄身だけを使うこともあるのだが、これなら白身を無駄にしなくて済む。そして、温玉より手軽にできて失敗もしないので、麺類などにも重宝しそう。
と思ったら、すでにチキンラーメンとのコラボが決定。11月1日から『メレンゲしろたまメーカープレゼントキャンペーン』が始まるという。ひよこちゃんをモチーフにしたデザインがとってもキュート。そして、チキンラーメンにフワフワ白身の卵がマッチすることは間違いなしだ。
もちろんキャンペーンに応募するのも良いが、その美味しさは『究極のTKG』を入手すれば味わえる。最初は“卵かけご飯専用マシン”と紹介したが、工夫次第で使い方はまだまだたくさんありそう。クッキングトイを超えたキッチン家電と考えれば、1台3,500円も高すぎることはないのかもしれない。
メレンゲを作るのは意外と大変だが、これならボタン一つで作れるので最高に便利。気づけば筆者も「次は何に使ってみようかな~、ルンルンルンッ」と頭の中は『究極のTKG』でいっぱいに…。卵かけご飯ファン待望の『究極のTKG』は、本日発売だ。
photo by 尹 哲郎