無限の遊び方を秘めたテーブルトイ『Kururin』がリニューアル。子供向けというより中高年向きなその理由とは!?

子供からお年寄りまで楽しめるテーブルトイ『Kururin』がリニューアルして帰ってきた。手のひらや指先でコロコロ転がして遊ぶだけの玩具に、いま世界中が熱狂して、その技を披露する動画がアップされるほど。そんなテーブルトイの魅力を遊んで試してみた。

シンプル極まる飽きないおもちゃ。多彩な技を身に着けて世界に発信しよう!

テーブルトイとは、ちょっとした机やテーブルなどで簡単に遊ぶことができる玩具のことで、けん玉とかヨーヨーなどもその範疇に入る。その特徴は、とにかくシンプルで飽きが来ないこと。そんなテーブルトイでも、近年特に注目を集めているのが、株式会社コンセル(埼玉県戸田市)が販売する『Kururin』(製造・MUKU studio<無垢工房> 直径2.7cm 長さ9cm 重さ35g・希望小売価格 税別800円・発売中)だ。

パッケージされているのはKururin本体と1枚の取扱説明書のみ。基本的な遊び方がひと通り紹介されている。逆に、これだけで遊び出せるという至ってシンプルな商品なのだ。

 

論より証拠。まずは遊んでみよう。

天地が平らになっており、従来品からのリニューアルでシリコーン樹脂が貼られ滑りにくいよう改良されてあるので、自立するのも簡単。ちなみに、本体の材質は丈夫なカエデが用いられており、開封直後は製造会社の名の通り「無垢」な色合い。これは使い込めば、味わいのある木の色となるだろう。

サイズ感は大人の手で、人差し指と親指で簡単に持てるほど。元々は幼児向けに開発された玩具ということで、自然素材のカエデが使われているのも納得。間違って舐めてしまっても安全というわけだ。

実際に遊んでみる。

 

取説に載っている基本中の基本の技を習得するまでに、40代半ばの記者でおおよそ5分。若い子だと、もっとすぐに出来るようになるだろう。具体的な遊び方は、コンセルの遊び方動画を参照してみてほしいが、おたナビでも試してみたのでご覧あれ。けっこう堅い素材のため、木製のテーブルなどで転がすと、けっこう音が鳴って騒々しいかもしれない。ましてや失敗すれば……。静かに遊ぶためには、早く上達しろということなのだろう(笑)。

そして、この「Kururin」が世界中で静かなブームとなっているのは、動画撮影の機器が手軽になったこともあるだろう。スマホなので、自分のテクニックを撮影し、それをSNSなどにアップして披露するといった遊び方も出てきたのだ。

 

その理由としては、とにかく遊び方がシンプルで誰にでも理解でき、しかも応用技が無限であるというところだろう。ひとりで遊ぶのもよし、友達とコミュニケーションツールとして遊べば盛り上がることは間違いない。

まとめ:むしろ中高年の頭と指先の体操にもってこい!

この「Kururin」は子供向けの玩具だというが、遊べば遊ぶほど奥が深く、しかも指先の反射神経が鍛えられるため、中高年のボケ防止の脳トレにピッタリだと感じた。いろいろな場所で遊んでみたが、じゅうたんや芝の上などは転がりにくいので向かない。やはり、木製のテーブルやデスク、フローリングの床などで遊ぶのがオススメだ。ただ、前述の通り、転がす時に意外と音が出るため、TPOを考えて遊ぶのがいいだろう。図書館や美術館、静かな喫茶店などで遊んではダメ! 絶対!

 

シンプルな遊びほど、飽きずに長続きするもの。この「Kururin」はその要素を十分満たしている。読者も、テクニックを磨いて動画をアップしてみてほしい。そんな動画を見るのを記者も楽しみにしている!

 

 

オススメ度:(良い商品です)

記者

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タック二階堂

40代男性。東京都出身。本業である取材ライターの傍ら“ボカロP”としても活動。著書に『「ボカロP」になる本』(工学社)がある。

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photo by 尹 哲郎

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