『スチーミット』業界初!ミット型スチームクリーナーなら手軽に強力パワーが細かいところまでよく届く

スチームを使った掃除アイテムはいくつかあるがこの形は今までになかった。ミット(グローブ)型のスチームクリーナー『SteaMitt(スチーミット)』。スチームを噴射するミットの部分に手を入れることが出来るので、平面だけでなく、掃除しずらかったコンロや蛇口、椅子といった凸凹のあるものや曲面、狭い場所までササっと手を動かすことで掃除と除菌が出来る。

ミットに手を入れてスチームで掃除する! 熱くないの!?

世界最大の電動工具メーカー、ブラック・アンド・デッカー社が手掛けたこの商品。スチームクリーナー『SteaMitt(スチーミット』(約260×120×160mm/約1.66kg・希望小売価格税抜15,000円)。どんな商品なのか、早速検証してみよう。

セット内容は本体、ホース(ミット)、マイクロファイバーパッド2枚、取扱説明書。

ミットとマイクロファイバーパッドはマジックテープのような仕様になっており、ペタッと取り付けるだけ。

ホースを本体に取り付け、電源プラグをコンセントに差し込み、本体の横についているメインスイッチ(黒色)をONにする。


約20秒で内部のボイラーが温まりスタンバイが完了。

次に本体ハンドル部分のスチームのスイッチ(青色)をONにするとスチームが出る仕組み。給水タンクに水を入れた直後や使い始めはボイラーが温まるのに約45秒かかる。スタンバイが完了したかどうかランプなどで分かるようにはなっていないが、1分以内で完了するのでそこまで神経質になることはない。

スチームの準備が出来たらあとは簡単。雑巾や布巾で拭くのと同じようにミットを動かすだけ。スチームというのはとても熱いもの。一歩間違えば火傷してしまう可能性もある。手を入れて熱くないのだろうかという不安があったが、ほんのり温かさを感じる程度。ミットの中にある手は、もちろん大丈夫だ。連続使用でも熱くなりすぎることはなく、掃除をする上では全く問題はない。自分にスチームがかかることもなく、快適に掃除できる。ただし、取り外す時には要注意。

 

音も静かでスチームたっぷり!

給水タンクの容量は100ml。給水タンクは本体からは取り外せないので、計量カップを使って100mlを注ぎ入れるのがおススメ。内部のボイラーが十分に温まっていない状態でスチームスイッチをONにすると、水がそのままミット部分から出てくることがある。スチームスイッチを入れた後はすぐに使い始めるのではなく水抜きをして、完全に水が止まりスチームが出始めてから掃除をすると良い。 この時にボタボタと水が垂れてしまうので、洗面所やシンク内で作業すると良いだろう。スチームの出方にも満足。しっかりと出ており、申し分ない。

平面ではない水道の蛇口や机の角などはミットで挟み込むようにして掃除する。本体も置きっぱなしで良いので、ミットを動かすことはとても楽。コードの長さも3mあるので、コンセントの位置もそれほど気にしなくて良い。手に装着しているのでズレることもないし、狙い通りの掃除が出来る。音はスチームが出る時のシューという音のみ。大きな音はしないので、時間帯や環境を気にせずに使えるのも良いところ。

1回の給水(100ml)でスチームが出ている時間は約3分50秒くらい(記者調べ)。この時間があればリビングの食卓や椅子を一通りサっと拭き掃除が出来る。また、キッチンであれば、キッチン台や壁のタイルなど気になるところを一通り掃除出来る感じだ。

 

乾拭きは必須だが仕上がりはサラサラ! アクセサリーも豊富

スチームを使っているとどうしてもパッドの方が濡れてきてしまうので、サっと掃除した箇所もやや水分は残る。乾拭きはした方が良いだろう。乾拭きした後の表面はとにかくサラサラでとても綺麗で気持ちが良い。

専用アクセサリーキット(品番:FSHSMA) 7,000円(税別/希望小売価格)も用意されている。こちらはよりパッドの種類が豊富だったり、ブラシがついている。まずは本体を使ってみてから、後から購入しても遅くはないだろう。

 
ボアパッド(マイクロファイバー):蛇口やドアノブ、椅子の脚などの金属部分向き。曲がった場所や椅子などの棒状のものをミットで握るように掃除する。


ハードパッド:コンロやシンクなどの表面にこびりついた汚れを落とすのに。汚れ部分を集中的にこするようにして使う。


モップパッド(マイクロファイバー):テレビ代、カーテンレール、家具の上や棚など誇りがたまりやすいところ向き。パッドを押し付けるのではなく優しくなでるように拭く。


小ブラシ:細かい場所のお掃除に。


 真鍮ブラシ:こびりついた頑固な汚れに。


窓用スクイジー:窓や鏡、ガラスの戸棚などに。必ず上から下へ動かす。スチームの量もたっぷりだがそれだけ水分も出るので乾拭きは必須。

自分の手を使うから思った通りの掃除が出来る!

今まで掃除しにくかった部分にスチームをあてることが出来るのもとても良い。キッチン周りはこまめに掃除をしていても、油汚れがどうしても残りやすかったりする。換気扇カバーや壁などをスチーミットで掃除したところ、とても綺麗になった。記者はこまめに掃除をしているので、頑固にこびりついた汚れなどはなかったのだが、それでもパッドがしっかりと汚れていた。

スチームのチカラでしっかり除菌出来るから仕上がりに大満足!

拭き掃除で辛いのは雑巾を固くしぼることだったりもする。普通に絞ったもので拭いただけでは、跡が残ったり満足のいくお手入れが出来ないと感じている人も多いはず。スチームの良い点はとにかく高温で汚れを浮かせてくれるので洗剤などが不要なところ。小さな子供がいる家などは、やはり洗剤を使わなくて良いのはポイントが高いだろう。おもちゃなどの除菌にもおススメ。スチームだからこそ、しっかりと除菌効果もあり、掃除をした後の気持ち良さ、綺麗さはさすがであった。

また、割とコンパクトなのも良い。電源コードも3mの長さがあり、椅子などに乗って掃除をすれば小さな女性でも大きなドア全体の上から下までしっかり掃除することが出来る。気軽に使えるので、気になった時にサっと部分的に使いやすかった。

 

汚れたマイクロファイバーパッドは洗濯可能。使用する箇所によって、パッドは使い分けたくなるので、数枚あるとやはり安心。もちろん、マイクロファイバーパッドのみでの購入も出来る。2枚セットで税抜1,500円。しっかりと掃除したいところをきちんと綺麗にしてくれるので、スチームで掃除が好きな人にはなかなかおススメのツールである。

【スペック】

『SteaMitt(スチーミット)』

品番:FSH105M

コードの長さ 3m
消費電力 1000W
給水タンク容量 100ml
本体の重さ 約1.66㎏(ホース、電源コード含む)
本体サイズ 約260×120×160㎜
電源AC100V 50/60Hz

付属品 ミット、ホース、マイクロファイバーパット2枚

 

 

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイトはこちら

記者

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蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

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