『Smart Air Pump M1』自転車乗りなら常時携帯すべきモバイル電動空気入れが便利!

若者の間で自転車が空前のブーム。街でも自転車乗りをたくさん見かけるが、2013年に放送開始のアニメ「弱虫ペダル」や今年始まった「南鎌倉高校女子自転車部」などのヒットで、アニメ好きな層にも幅広く自転車が流行しているようだ。そんな自転車乗りなら常備しておくべきモバイル電動空気入れ『Smart Air Pump M1』が、いまアツい!

スマホのようにスタイリッシュに持ち歩きたい空気入れ

自転車乗りにとって、出先でのハプニングの第1位はパンク。そのため、ロングライドをする際には予備のタイヤ・チューブと空気入れを持参するのは常識。

 

しかし、これまで持ち歩ける携帯空気入れは手で入れるか、足で入れるか、炭酸ボンベなどで入れるタイプしかなかった。そんな状況で登場したのが日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社(東京都品川区)から発売されたモバイル電動空気入れ『Smart Air Pump M1』(長さ148.5×幅77×高さ26.5mm/400g 希望小売価格 税抜11,500円・2016年12月20日発売)だ。

自転車人口の増加につれて、車両についての知識やメンテナンスのスキルに不安を持っている人も増えているそうだ。特にタイヤの空気圧の管理は、重要であるにも関わらず疎かにしている自転車乗りが多いのが現状。

 

自転車のタイヤは自然に空気が抜けていくし、適正な空気圧というものがあることすら知らないといった状況なのだ。空気入れは持っているが圧力表記ゲージがないとか、空気が少なくなったら適当に空気を入れるといった考え方では、いざという時に困ってしまうのは明白。定期的にメンテナンスをしておけば、ロングライドでも不安は減るのだ。

そんな時に、リュックに忍ばせておきたいのが、この「Smart Air Pump M1」。スイッチを押すだけで設定した空気圧まで自動的に注入できて、しかも液晶ディスプレイで空気圧を4単位(BAR、PSI、KPA、kgf/cm2)で設定できるため、初心者でも簡単に操作できるスグレモノなのだ。

論より証拠。まずは使ってみようと思う。まず、この「Smart Air Pump M1」を使うためには充電をしなければならないが、そのためにマイクロUSBコードが必要となる。これが別売のため、家電量販店または100均ショップでも購入できるので購入しておこう。

本体左側にある電源ボタンを長押しするとスイッチ・オン。右上のボタンで空気圧の単位が切り替わるので、分かりやすい単位を選ぶようにする。

「+」「-」ボタンで、あらかじめ適切な空気圧を設定する仕組み。最大で6.89BAR(100PSI)で、通常はこれで必要十分な空気圧だろう。なお、液晶はバックライトで点灯するタイプなので屋外でも視認性は非常に高い。

 

付属のホースを本体につなぐのだが、これはボタン類がある面と反対側にあるキャップを外してねじ込む。構造上どうしようもないのだが、このキャップをなくす危険性がとても高い。できれば、本体とつなぐ何かがあればよかったのだが……。

一方、タイヤのバルブ側につなぐのは非常に分かりやすい。バルブが仏式、米式兼用となっており、ほぼ全ての自転車で使うことができる。どちらにしても、しっかりと奥までねじ込まないと空気が漏れてしまい、正しく空気圧を入れることができないので注意が必要だ。

本体とタイヤのバルブをホースでつないだらセット完了。電源ボタンを押すと空気入れ開始。ちょっとビックリするぐらいの「ボコボコボコ」という音がして、液晶の数字が増えていく。

メーカーの仕様書にはロードバイクで約3.5分で空気圧の充填が完了する。実際に使ってみたところ、おおむね4分前後で終わると思って問題ない。そして、同じく仕様書にマウンテンバイクのタイヤで3回程度は1度の充電で使えるとのこと。前後のタイヤ2本なら十分すぎるぐらい余裕がある。

当たり前だが、適正な空気圧まで入れておけば乗り心地はバツグンだ。なお、自転車のタイヤだけでなく、サッカーボールやバレーボール、そして風船にも空気を入れるといった用途で使うこともできるのだ。

持ち歩きにはシリコン製のカバー、そして布製の袋が付属されているので活用したい。もし落としてしまっても、壊れないようにという気遣いがウレシイし、ちょっとオシャレ!

まとめ:いざという時に助かるだけでなく時短にも活用できる

モバイル電動空気入れ「Smart Air Pump M1」は、冒頭でも書いたとおり、ロングライドなど自転車で遠出する際に常備しておくべきアイテム。ただ、スマホライクではあるが大きくて重いのがネックかもしれない。そして、空気圧をフルに入れるのに4分弱という時間がかかるため、自宅でメンテナンスとして空気圧を入れるのには不向きかも。なぜなら、従来からある手で押すタイプの大きな空気入れなら、ものの30秒ほどで済むからだ。

 

そんな大きな空気入れは持ち歩けないからこその“モバイル”。そして、適正空気圧を設定できるため、放置しておけるというメリットを活かした使い方を提案したい。それは、通勤等に自転車を使う人なら、このモバイル電動空気入れをセットしておいて、朝の時間を有効活用すればいいのだ。ほっておいても適切に空気を入れておいてくれるので、これは便利なのは間違いない。

 

オススメ度:(良い商品です)
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記者

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タック二階堂

40代男性。東京都出身。本業である取材ライターの傍ら“ボカロP”としても活動。著書に『「ボカロP」になる本』(工学社)がある。

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