『カップヌードル 抹茶 抹茶仕立てのシーフード味』和風ヌードルの極みとして投入された海鮮茶そば!

訪日外国人観光客の間で、日本みやげの定番といったら抹茶。彼らの間では日本=和風=抹茶という公式が成り立つらしい。そんな中、ついに登場したのが『カップヌードル 抹茶 抹茶仕立てのシーフード味』。これは…、アリなのか?

ミルキーなシーフードヌードルの味わいに、意外にマッチしている抹茶の味わい

発売45周年の「カップヌードル」、40周年を迎えた「日清のどん兵衛」と「日清焼そばU.F.O.」その日本生まれヌードル3種が周年記念で和の世界観を表現した「じゃぱん♥ぬーどるずトリオ」として登場したのが今回の顛末。


「日清のどん兵衛 すき焼き 肉汁の旨みたっぷりすき焼き風うどん」「日清焼そばU.F.O. 梅こぶ茶 梅こぶ茶の旨み広がる塩焼そば」とともに、抹茶担当として誕生したのが日清食品『カップヌードル 抹茶 抹茶仕立てのシーフード味』(77gうち麺61g・希望小売価格 税抜180円・2017年1月23日発売)だ。

 

ちなみに「カップヌードル」の仲間の「シーフードヌードル」は、そのホワイトスープに牛乳が合うということが巷でブームになり、本家日清食品が「カップヌードル ミルクシーフードヌードル」として発売してしまったアレンジ人気の高い製品。

 

ミルクが合うんだから、ミルクと相性のいい抹茶も合うよね、とばかりに登場した『カップヌードル 抹茶 抹茶仕立てのシーフード味』。果たして美味しく食べられるものなのかどうか、検証してみたいと思う。


使用しているのは、いつものカップヌードルのつるみのある油揚げ麺。湯入れは3分。この時点では抹茶の香りをそんなに感じることはない。かやくはいか、キャベツ、味付卵、魚肉練り製品、ねぎ。


3分してフタをめくると白っぽいスープが緑がかっているのがわかる。それでも抹茶くさいというほどではなく、本来のシーフードの持つ磯臭さをスッと消す役割を果たしており、何か不思議。


まずはスープを飲んでみる。ミルキーなシーフード仕立てのスープが、特有の海鮮くささを無くしてマイルドに。食べやすいけれど、海鮮感覚は低めに感じてしまう。


麺を食べてみると、これが抹茶仕立て、つまり茶そばということであった。クリーミーなスープでいただくその味わいに軽く風味を漂わす程度の抹茶感で、あくまで脇役に徹している感じ。磯臭くないいかを食べても、物足りない。


全体としては美味しいカップヌードルの仲間。茶そば好きだったり、「シーフードヌードル」が好きなら、拍子抜けするほど自然に美味しく食べることができると思う。まあ、抹茶ということで警戒レベルをマックスに設定して挑んだという反面もあるのかもしれないが。茶そばというなら、そこまで意識しなかったかも。

 

カップヌードル・ファンなら一度は味わってみてもいいと思うが、リピートするかというと微妙。それでも訪日外国人観光客は箱買いしていくのかもしれないが…。

 

 

オススメ度:(良い商品です)
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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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