『クレールパリ』あきらめていたタオルがよみがえる、部屋干し臭も防ぎ敏感肌にも優しい柔軟剤入り洗剤登場!

柔軟剤難民の記者としては、ふかふかを取るのか、良い香りを取るのか、はたまた痒くならないタイプを選ぶのかがいつも悩みの種だった。しかしこの聞き慣れないメーカーによる洗濯用柔軟剤入り洗剤 『クレールパリ』が、まさか全てを解決してくれるとは夢にも思わなかった…。

これといって特徴のない配合成分、期待度ゼロで試してみたところ、驚きの結果が…!

正直なところを言うと、ゴージャスな見た目のボトルにまず警戒。価格帯も1,000円近くする上に、シャンプーなどではおなじみのシルクプロティン配合、防臭には和漢薬としてお馴染みの熊笹エキスなどと言う成分を見て、期待はなかった。しかも柔軟剤入り洗剤なので、これ一本で済んでしまう。


作っているのは株式会社東亜産業(東京都千代田区)という聞き慣れないメーカー。この洗濯用柔軟剤入りオールインワン洗剤『クレールパリ』(1000ml・実勢価格 税込約980円・発売中)が、楽天市場で4部門でNo.1達成ということを聞いてもまだ信じられないのは、今までの洗剤選びで裏切られ続けてきたせいなのだろう。

 

実際にどれだけ期待していなかったというと、「東京インターナショナルギフトショー2016秋」で無料配布されており、入手済みだったのに最近まで使用していなかったくらいだ。それがたまたま柔軟剤を切らしてしまい、一度くらいと使ってみたのがきっかけである。

 

そしてその仕上がりに驚いた。おしゃれ着洗い洗剤によく使われている中性タイプの洗剤なので、そんなに悪いことはないだろうと思いつつも洗剤としては今ひとつだろうし、除菌効果をうたっている漂白剤入りの洗剤のような防臭効果はとても望めないと感じていた。

洗剤は通常のアルカリ性のものの方が汚れは落ちやすいが、服は傷む。漂白剤入りとなればなおさらだ。後から強力な柔軟剤を投入しても、強力な洗浄力のシャンプーをした後に強力な修復効果のトリートメントを使うようなもので、結果としては殴って怪我させておいて薬をつけてあげるようなものだと思うのだ。

 

さらに悪いことに、漂白剤入りは記者のような刺激で肌が痒くなりやすいアレルギー体質にはめっぽう厳しい。さらに抗菌防臭をうたう柔軟剤でも同様のことが起こる。服の菌を攻撃するのはいいのだが、人間の肌まで攻撃してしまうことがほとんどだからだ。

 

その一方でアレルギー肌にも優しいとうたう製品は、今度は除菌力が今ひとつで、部屋干しなどしようものならぞうきん臭に悩まされてしまうことが多い。香りでごまかすタイプの製品もあるが、それはそれで香料が敏感肌を刺激する。

 

なのですっかり諦めの境地で洗濯に挑むことが多かった記者。肌に優しい洗剤に少しだけ衣料用漂白剤を混ぜ、柔軟剤を少なめにしてゴワゴワは我慢するという状況であった。

 

ところがこの『クレールパリ』を使ったら、それらすべての悩みが解決してしまったのだから、誠に狐につままれたような感想を抱かざるを得なかった。

 

 

香りを優先すればフカフカしない、部屋干し臭防止を優先すれば痒くなる、そんな洗濯用洗剤・柔軟剤難民としての放浪の旅に終止符が打たれるとは…!

使い方は簡単。通常全自動洗濯機についている洗剤投入口にキャップで分量を量って入れるだけ。

あえて問題があるとしたら、非常に液体の粘度が高いこと。勢いよく多めの量を投入すると、投入口が小さいと穴の場合、内部へ液体が落ちて行く前に周囲に溢れてしまう。これはちょっと参った。ゆっくりちびちび投入すれば防げるのだが、せっかちなのでイライラする記者。そうだ、と思い立ち、半分入れたところでキッチンでお湯を出して注ぎ、溶けやすくして投入。それをもう一度繰り返してキャップ一杯分を投入することにした。これは結構面倒。

もちろん柔軟剤投入口には何も入れる必要なし。そもそも洗剤投入口のない機種でも、直接洗濯槽に投入すれば良いとのこと。

2〜3回使用した後だったろうか、部屋干ししていても匂いが気にならなかったので、ひょっとして良い仕事をしているのではないかと気がついた。そして香り自体も”エレガントソープの香り”というありがちな名称だったので期待していなかったが、控えめながら高級感のある香り。

 

何よりうれしかったのが、『クレールパリ』を使用した場合、肌着やパジャマで体が痒くならなくなったのだ。つまり安眠が可能になった。これだけでも大いに助かった。考えてみるとオールインワンの柔軟剤入り洗剤ということは、すすぎの回数が増えることに直結する。通常全自動洗濯機の標準コースなら洗剤が最初に投入され、すすぎが行われた後で柔軟剤が投入され、すすがれる。これだと柔軟剤成分が衣服に残るのは当たり前。何しろ一度きりのすすぎなのだから。そうしたシステム的な問題で痒くならないのではと推測した。


そしてさらに後日気がついたのだが、長いこと使い続けてきてペラペラのゴワゴワになっていて”そろそろ買い換えなければな”と思っていた我が家のタオル群が柔らかくフワッとしてきたのだ。これは本当に驚いた。おしゃれ着洗剤を用いてふかふかが売りの柔軟剤を使った時でもこうは行かなかった。もちろんそれなりの効果はあるのだが、ペラっとするまで使ってしまったタオルでは、柔らかくはなってもとてもふかふかの境地まではいざなってくれなかったのである。そしてそれは当然のことだと思っていた。