大ヒットした加熱式タバコ「iQOS」対抗馬のJT『Ploom TECH(プルームテック)』。喫煙者による実感をがっつり検証、女子スモーカーにもおすすめ!?
『Ploom TECH(プルームテック)』入手までの道のり
購入以前に成人確認必須の「JTスモーカーズID」を取得しておかなければ、公式サイトで詳細さえも見られない。さらに「JTスモーカーズID plus Ploom」も取得しないと割引特典もきかないし、オンラインショップでの購入手続きも予約もできない。
ただ登録によって希望小売価格 税込4,000円が2,000円というのは大きい。「iQOS」が税込定価9,980円がキャンペーンで3,000円引きとなっても6,980円なことを考えるとその差は歴然。初期費用は格段に安い。
『Ploom TECH(プルームテック)』を使用してみよう!
そうしてやっとの事で通販購入できた『Ploom TECH(プルームテック)』。気をつけたいのは、同時に「プルーム・テック専用たばこカプセル」を購入しておかなければならないこと。ヒートスティック自体はタバコ店やコンビニで買える「iQOS」と違い、福岡県在住の人でない限り、ネットで購入しない限りは手に入らないからだ。最初は3フレーバー全てを試せる「トライアルSET MEVIUS for Ploom TECH 3 Flavor SET」(税込1,380円)を購入したい。
iPhoneでも入っていそうな白い箱。開けると中からプルーム・テック・バッテリー、USBチャージャー、ACアダプター、キャリーケースが出てくる。一番大きいのはキャリーケースなのだが、これがなかなかにチープな代物で、樹脂製で野暮ったい質感。持って歩きたくなるものではない。
一番大事なのはプルーム・テック・バッテリー。このスリムでクールな印象の筒状のパーツが最重要。そしてACアダプターと、それにUSBを介して取り付ける小さなUSBチャージャーがある。ここにプルーム・テック・バッテリーを接続して充電する。
充電が終了したら、同時購入しておいた「プルーム・テック専用たばこカプセル」の箱を開封。中にはプルーム・テック・バッテリーと同様のデザインの筒状のカートリッジと、たばこカプセルが5個入っている。
プルーム・テック・バッテリーにカートリッジを回転させながらはめ込む。
そしてカートリッジ先端部分にたばこカプセルをセットする。
これで準備は完了。
あとは吸い込むだけだ。自動的にスイッチが入り、蒸気が口の中に流れ込んでくる。
『Ploom TECH(プルームテック)』の吸い心地はどうか?
吸い心地は軽い印象。普段タール値5mg以下程度のタバコを吸っている人なら自然だが、きつめのタバコを愛飲している人だと物足りなく感じるかも。その傾向はレギュラータイプ「MEVIUS Regular for Ploom TECH」に顕著で、残りの「MEVIUS Cooler Purple for Ploom TECH」と「MEVIUS Cooler Green for Ploom TECH」の2種はメンソール感で多少は補われる。
問題はスロートキック。ニコチン入りのタバコで大切なのが、こののどを蹴るような独特の感覚だが、これは貧弱。推奨吸引タイムは2秒なのだが、それだとかなり軽い。5秒以上吸い込んで蒸気を口の中にためてから吸い込めばまだキック感はあるのだが、実はこの方式をとると問題が起こる。
というのも、この吸い込みで生まれる蒸気を、JTは1パフ、2パフ…とカウントしている。それが50パフを数えると、自動的に本体先端のLEDが青く12回点滅し、たばこカプセル交換時期を知らせるのだ。しかしそうして交換しても、たばこカプセルが余っている段階でカートリッジが蒸気を生まなくなるという現象が起こる。
これこそが『Ploom TECH(プルームテック)』ユーザーが厄介だと思う部分。カートリッジの中には蒸気を発生させるためのグリセリンなどを染み込ませた綿が入っている。通常の2秒吸引なら問題ないのだが、長く吸うとより多くのグリセリン類を消費してしまうのだ。すると蒸気を発生しないので、カートリッジが1箱に入っている5個のたばこカプセルを使い切る前にダメになってしまうのだ。
ものすごい荒技として、別途グリセリンを購入して注入し、カートリッジを復活させるという猛者もいるようだが、それはまた別の話。長く吸引する人はそうしてどんどんたばこカプセルが余ってきてしまうという現象が起こる。それを防止するためにはやはり2秒というリミットを守って吸うしかないのが現状だ。次のページでは『Ploom TECH(プルームテック)』導入のメリットを説明する。