『カップヌードル リッチ 無臭にんにく卵黄牛テールスープ味』おばあちゃんの元気の源が麺に合うのか検証!

カップヌードル生誕45周年のアニバーサリーイヤーに発売されて大ヒットを記録した「カップヌードル リッチ」。フカヒレ、すっぽんの二枚看板で度肝を抜いたが、今度の『カップヌードル リッチ 無臭にんにく卵黄牛テールスープ味』はもっとすごい。おばあちゃんの元気の源イメージしかないにんにく卵黄が果たして合うのか!?

じっくり煮込んだ牛ダシ白湯テールスープにそれを投入すると、香りが消えた!?

ラーメンファンなら牛骨ラーメン、牛たんファンならテールスープなど、牛ダシスープ自体は珍しくない。ところが日清食品『カップヌードル リッチ 無臭にんにく卵黄牛テールスープ味』(67gうち麺50g・希望小売価格 税抜230円・2016年10月3日発売)は、その最後に別添の「無臭にんにく卵黄ペースト」を投入して仕上げるという。

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にんにく卵黄と言われても記者同様、おばあちゃんの元気の源のサプリというイメージが強いのではないか。そもそもカプセルに入っていて、味わうものではないような。なのに日清食品はそれをカップの中に入れろという。戦々恐々。でもやはり、試してみるしかないだろう。

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フタの上に貼り付けてあるのが問題の「無臭にんにく卵黄ペースト」。それを一旦剥がしてフタをめくると、牛たん専門店に迷い込んだような美味しそうな濃い口のテールスープの香りが立ち込める。もはやこのまま食べたい。

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麺はいつものカップヌードル特有のツルツル麺。具材のビーフジャーキー的な牛肉がたっぷり入っており、他にはキクラゲ、ネギ、レッドベルペパーというかやく構成。

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湯入れ時間は3分。その間にフタの上で「無臭にんにく卵黄ペースト」を温める。スープは牛骨も含めてじっくり煮込んだテールスープだそうだ。やはりそのまま食べたい気がしてならない。

 

調理完了でフタをめくるとさらに強力なテールスープの香り。我慢できずにそのまま食べてしまった。深みのある牛骨と牛テールのしょっぱいような香りの白いスープは抜群にうまい。

 

いよいよ問題の「無臭にんにく卵黄ペースト」を投入!

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「無臭にんにく卵黄ペースト」の小袋を切ると、何やらドロドロした黒いペーストが。香りは無臭というだけあってニンニクの香りはあまりしないが、遠くで甘いような酸っぱいような理解できない香りがする。これは何なのか。

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実際に中にそれを投入して混ぜ合わせると、驚いたことにさっきまでの牛テールスープの香りが一気に消えた。消臭剤? その後に残るのはとてつもなく深いような気もするが得体の知れない不思議な香り。卵黄の香りというわけでもないような。以前、奄美大島で味わったことのある甘酸っぱい熟成黒ニンニクと親戚な気がした。

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そして食べてみる。まずくはない。むしろ美味しい。でも香りが不思議。牛肉の味がするが、香りが違っている。スープを飲むと極上の旨味がなだれ込んでくるのだけれど、どこかが釈然としない味わい。でも気がついたら食べ終わっていたので、美味しかったのだと思う、それなりに。

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でももう一度手を出すかと言われたら、多分出さない。ちょっとした体調や気候の変化で、まずく感じてしまう気がどうしてもするので。カップ麺はやっぱり冒険しなきゃ、という人にはおすすめするが…。

 

 

ちなみにすでに発売済みで好評を博していた「カップヌードル リッチ 贅沢とろみフカヒレスープ味」もパッケージだけリニューアルして再発売となっている。

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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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