『BabyBjörn(ベビービョルン)ベビーキャリア オリジナル』シリーズは本当にコスパ最高の抱っこひもなのか!?
ビョルンの魅力①:眠っている子を起こさない!
ここからはベビービョルン「オリジナル」シリーズ共通の魅力・機能を紹介しよう。まずうれしいのは眠ってしまった赤ちゃんを起こさずに降ろせる点。つまりベルトと本体が分離する構造。
だから赤ちゃんを本体ごとベルトから外して、そっとベッドに置きやすい。
バックルは要所に金属を用いており、分離するといっても、うっかり外れそうな不安は感じなかった。
左右の金具を、赤と青の色分けするという付け間違い防止アイデアも気が利いている。
ビョルンの魅力②:ベルトがバッテン掛けでラクチン!
背中でクロスするバッテン掛け。赤ちゃんの重みが分散して、とてもラクに感じられるものだ。
ちなみにBabyBjörn以外の主要メーカーからはバッテン掛けの製品はほとんどリリースされておらず、エルゴベビーの最新モデル「ADAPT」でバッテン掛けが選べる程度。圧倒的にラクなのに、なぜなのか。
ビョルンの魅力③:前向き抱っこもできる
オプションを別途購入することなく、このように前向き抱っこができるのもビョルンの利点。
前向き派のママ&パパにはうれしい機能だろう。
「オリジナル」は、おんぶができない点に注意して!
もちろんここまでメリットばかり書いてきたが、ウィークポイントは無いのか? と問われれば、いくつかはある。まずおんぶができない点は注意してほしい。
そしてベルトの薄さ。
設計上は11kgの子供まで使えるとはいえ、実際のところ赤ちゃんが7~8kgにもなるとけっこう大変なもの。ベルトがグイグイとママ&パパのからだに食い込んでくる……。このとき、ベルトが分厚い方がラクなのだが、この製品は薄いのが気になる。
結論 : 新生児期に『BabyBjörn(ベビービョルン)ベビーキャリア オリジナル』を買えば、きっと後悔しないはず!
以上を踏まえて、最初の1本に『BabyBjörn(ベビービョルン)ベビーキャリア オリジナル』を買うのは十分アリだと思う。
今回は安さ/コスパに着目して「オリジナル」シリーズの検証に絞ったが、ビョルンには上位モデルも用意されている。おんぶもできて3歳まで使えるWEは、それでも税抜定価12,800円~と安いから要チェックだ。!
最上位機種ONEは税抜定価16,800円~で、WEの前向き抱っこができるバージョン。
ちなみに店頭での売れ行きをベビービョルン株式会社に聞いたところ、One → オリジナル → We の順だとか。次の機会はWEとONEの検証も行ってみたい。
抱っこひものようなアイテムは、使い続けるうちに不満が出てきたりするもの。もし複数メーカーの商品を購入して使い比べたことのあるママ&パパがいたら、どのメーカーのどれが良かったか、 ぜひ編集部にも教えてほしい!