『じゃがりこ 塩とごま油味』シンプルでコンサバティブな新作は、今までなかったのが不思議な王道味!

1995年の誕生以来、若者中心に大人気を博し続けて20年余…。ポテト・ベースのカップ入りスタイルで常に新味を投入し続ける「じゃがりこ」。今回紹介するのはローソンとポプラで期間限定発売となった『じゃがりこ 塩とごま油味』。今までなかったのが不思議なシンプルな組み合わせだ。

塩味でごま油風味。シンプルで驚きはないけれど、やはり美味しいのが不思議

日々新商品が並ぶコンビニエンスストアの店頭。そこで常に最前線に位置するために新味を投入し続けている「じゃがりこ」の姿にはもはや神々しささえ感じる。そして何より変わり味のほとんどがたいてい美味しいのもすごい。今まで食べてきた中でウゲッとなったものがないのが何よりすごいことじゃないだろうか。

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さてパッケージに登場するお馴染みのキリン・ファミリー。今回のダジャレは「ごまあブラボー!」と「自信作らしーお」。これも20年以上続けているかと思うと後光が差してきそう。

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あといつものバーコード遊びはごま油の瓶から油が飛び出しているシンプルなもので、「アブラゴマアブラー」の声に対して「アブラカダブラでしょ」とツッコむシンプルなもの。これならバーコードリーダーでエラーはしにくいに違いない。

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そんなカルビー『じゃがりこ 塩とごま油味』(52g・希望小売価格 税込158円・2016年6月7日発売)は、塩味でごま油風味がついた、実にシンプルなもの。この組み合わせが今までなかったのが不思議だ。まあごまインスパイア作は今までもあったが。

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蓋をめくって香りを嗅ぐと、ごま油の香りが鼻を突く。見た目はつぶつぶ感がほとんどなく、ポテトイエローの本体。一本取って食べてみる。塩味が濃い目、そしていつものガリっとした食感の後にごま油の風味が広がる。うん、名前そのまま。乾燥キャベツが練りこんであって甘みがあるはずなのだが、あまり感じないのはなぜだろう。ただ油っぽさは強いので、そこで好き嫌いが分かれるかも。

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「じゃがりこ」の中でもこれはかなりコンサバティブな味わいだと思った。何の変哲も無いとは言い過ぎかもしれないが、スティック状のポテトを揚げた時にごま油を使用したかのような。ただ意外性が無い分、これまで忘れがちだったジャガイモ・ベースの硬い食感のスナックという本来の美味しさを思い出した。原点回帰。そもそも「じゃがりこ」はいろいろな風味をつけずとも美味しいものだったよなと再認識。

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きっちりしょっぱいので、いわゆるおつまみ系路線。これといった個性が無い分、ドリンクを選ぶことはない。強烈な組み合わせや驚き、新鮮さをついつい求めてしまいがちな「じゃがりこ」だけれど、たまにはこうした箸休め的な品も良いものではないだろうか。

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発売はローソンとポプラで期間限定発売。気になった人は早めに手に入れたい。

 

オススメ度:(面白い)
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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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