『ハイぶりっ子ちゃん フィギュア』頭部は電車! 斬新設定とセクシー・スタイルで話題のそれをおためししてみた

丸いフォルムのゆるキャラとは一味違うキュート&セクシーなルックスと斬新・奇抜な設定でSNS中心に盛り上が18りを見せているご当地キャラの「ハイぶりっ子ちゃん」。そんな電車とウサギのハイブリッド生命体が、株式会社ハシートップイン(東京都墨田区)より『ハイぶりっ子ちゃん フィギュア』として登場。その不思議な魅力に編集部も“今年くる!”と確信!

 

長野県佐久市非公認ご当地キャラ「ハイぶりっ子ちゃん」を知っていますか?

 

頭部に当たる部分が電車とウサギのミックス、カラダに当たる全身タイツ部分は乗務員(人型妖精)という斬新な設定。

しかもその乗務員は20〜30代の女性が10名程度いるそうで、それにより体型や特技も微妙に変わるという「ハイぶりっ子ちゃん」。長野〜山梨間をつなぐJR小海線、そこを走るハイブリッド車両「キハE200形」を頭部に持つキャラクターだ。

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そもそもはJR小海線全線開通80周年を祝うためのキャラクターとして着想され、長野県佐久市の公認を得るために応募、しかし予算の都合で却下→有志の自腹で2014年誕生という経緯をたどった「ハイぶりっ子ちゃん」。正式には長野県佐久市中込商店街応援キャラクター。

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ハイブリッド車両だが抜群のプロポーションでセクシー

この「ハイぶりっ子ちゃん」の特徴は、やはり正面から見ると四角いウサギ顔の往年の「CAT’S EYE」風レオタード女性なのだが、横を向くと頭部がハイブリッド車両になっているというシュールさにある。車両だが抜群のプロポーションでセクシーという独特の価値観で、ネット住民は”けしからん!”と大賞賛。男性向けのルックスだが、機動力を生かした地道な出没活動で女性や子どもからも人気を集めている。

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出没するのは地方のお祭りなどミニマルなイベントが中心だが、プロレスや歌のステージなど多彩に活動。ご当地キャラにありがちなしゃべらないキャラかと思いきや、ネット上でもYouTubeに公式チャンネル「ハイぶりっ子チャンネル」を持ち、ゆるい企画で番組出演、普通にしゃべっており、2016年6月14日からは、ネット生配信Showroomにて公式配信も始めた。

また2015年11月にはエイベックス全盛時代を彷彿とさせるパラパラ・ユーロビート歌謡風のテーマソング「青の集会」でCDデビュー。ミュージックビデオも公開し、3体揃い踏みで、意外とちゃんとした歌を披露している。

 

さらにLINEスタンプやLINE着せ替え「ハイぶりっ子ちゃん<スタンダード>」、スマホのマチキャラを公開するなど、縦横無尽なアピールを展開している。

 

 

ハイぶりっ子ちゃんの魅惑のフォルムがどこにでも飾りやすい小さなフィギュアに!

そんないろいろと掛け違えたボタンのような独特の魅力を持った「ハイぶりっ子ちゃん」が、この度『ハイぶりっ子ちゃん フィギュア』として、キュートに誕生した。素材はPVC。抜群のスタイルはそのままに、オフィスでも気軽に飾れるミニサイズで商品化。あちこちに飾っておけば和むこと間違いなし。

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入手は雑貨店店頭で。通販ではハシートップイン公式ショッピングサイトほか、Amazon、楽天などで「ハイぶりっ子ちゃん フィギュアコレクション 12個入りBOX」(参考価格 税抜6,480円・発売中)としてまとめて入手が可能だ。

12箱の全6種+シークレット1種類が含まれている。

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BOX購入すれば必ず1点のシークレットが入手できるが、シークレットは同一の金型で4色のバリエーションが存在する。

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知れば知るほど楽しくなる「ハイぶりっ子ちゃん」。フィギュアで遊ぶうちに、無性に実物に会いたくなった編集部一同はとうとう直接取材を申し込むことにした。

 

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長野から3時間、おためし新商品ナビ編集部に来てくれたハイぶりっ子ちゃん!

 

長野県佐久(さく)市。東京都心から車でも電車でも3時間ほどの距離。そこがハイぶりっ子ちゃんの故郷だ。

 

 

佐久は江戸時代からコイの養殖(佐久鯉・さくこい)で知られ、澄んだ水と涼やかな気候を特徴とする。近年は大手メーカーの電子部品や食品の工場も多数誘致され、長野県下5番目の規模を誇る。

佐久出身の著名人といえば、漫画原作者の武論尊氏が有名だ。

 

北斗の拳 1巻

 

 

取材当日、まず驚いたのはハイぶりっ子ちゃんがそのままの姿で編集部に来てくれたことだ。事前に「着替えスペースあります」と伝えたらマネージャー氏に「大丈夫です」と言われたのだが、大丈夫とはそういう意味だったのか。乗務員さん(人型妖精)のお顔は、最後まで見ることは無かった。

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ハイぶりっ子ちゃんのヒ・ミ・ツ

いざ対面してみると、ハイヒールとうさぎの耳によって想像以上に背の高さを感じさせるハイぶりっ子ちゃん。セクシーではあるが、全身タイツで肌の露出が一切ないせいかいやらしさは感じない。まさにキャラクターという印象。ハイぶりっ子ちゃん本体(頭部)の目の部分がメッシュ状になっており、乗務員さん(人型妖精)はここを通して視界を得ている模様。しかし前述のとおり、外から乗務員さんのお顔は確認できない。

 

本体内部に乗務員さんの声がこもって聞き取りづらいが、喋りが必要なイベント出演時は腰にワイヤレススピーカーのベルトを巻いて、ハキハキと会話することも可能とのこと。ちなみに編集部ではコーヒーをお出ししたが……、もちろん乗務員さんは飲むことができず、あやうく本体のふわふわな毛を汚すところだった。こちらも気が効かず申し訳ない。

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ハイぶりっ子ちゃんの耳と、風にたなびくマフラー内部には針金状の芯が入っており、任意の角度に曲げて固定することが可能だ。

 

 

 

ハイぶりっ子ちゃんのグラビアを撮ってみた

さて、せっかく東京まで出張してもらったので、プロカメラマンによるスタジオでのグラビア撮影を依頼したところ快諾頂いた! ※画像はクリックで拡大

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ハイぶりっ子ちゃんの定番ポーズは6種類、フィギュアにもこれを採用

ハイヒールのせいか、ポーズを取るのに乗務員さんが苦しそうな場面も。重心も高く、あまり派手なポーズやアクションは難しいようだ。そんな制約の中で定番のぶりっ子ポーズが固まっていった模様。フィギュアで再現された一連のポーズである。

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フィギュアと一緒にポーズを決めてもらった

今回取材のきっかけになったフィギュアをアピールしてもらった。

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せっかくなので、フィギュアと並んでのカットも。

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ハイぶりっ子ちゃんは、マネージャー(ピアノ店の店主)もアツい!

カメラマンからのポージング要求に「えっと、えっと……」と健気に応えてくれるハイぶりっ子ちゃんは、たしかにぶりっ子というか、男性が好きになってしまう女性の雰囲気を漂わせていた。するとそこにマネージャー氏の激が飛ぶ。

「いつもの感じで! そう!」

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「バキュンのポーズいってみよう!」

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……もしかしてハイぶりっ子ちゃんの乗務員さんはこの仕事、イヤイヤやらされているのではと一瞬心配したが、さにあらず。マネージャー氏の指示に喰らいつくハイぶりっ子ちゃん。マネージャー氏と乗務員さんとの信頼関係を土台に、この魅惑のキャラクターが成立しているのだ。何を隠そう、このマネージャー氏こそがハイぶりっ子ちゃんの生みの親であり、溢れんばかりの愛情をキャラクターに注ぎ込んでいる。

お名刺

マネージャー氏の名刺を頂戴すると、ハイぶりっ子ちゃん事務局の肩書と並んで、中込(なかごみ)商店街協同組合の文字。本業はピアノの調律をしていらっしゃるそう。

 

 

 

 

お別れの時間……頑張れ、ハイぶりっ子ちゃん!

さて、そろそろお別れの時間である。

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ゆるキャラ業界の競争は加速度的に激化している。「ゆるキャラグランプリ」の公式ホームページに依れば、2015年大会にエントリーしたゆるキャラは実に1,727体、しかもそのうち635体は企業が後援する、資本を味方につけたキャラなのだ。全国区の知名度を得られるのはほんの一握り、もはやぜんぜんユルくない世界なのである。

 

しかしその苛烈な競争の中でハイぶりっ子ちゃんはおためし新商品ナビ編集部員の心にリーチし、またハシートップイン上層部のハートもおそらく鷲掴みにしたのだ。今回の記事で、読者諸氏にもハイぶりっ子ちゃんの魅力が伝われば幸いである。2016年、ぜひブレイクして頂きたいものだ。

オススメ度:(絶対におすすめ)
公式サイト:ハイぶりっ子ちゃん 公式Facebookページ

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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