アイリスオーヤマ『スチームオーブンレンジ』過熱水蒸気によるでヘルシー調理が出来てお値段なんと3万円台!

自動メニュー:唐揚げ(オーブン+スチーム)

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鶏もも肉を一口大に切り、市販の唐揚げ粉をまぶし、10分ほど馴染ませる。角皿にクッキングシートを敷き、鶏肉の皮を上にして並べ、上段にセット。水タンクに給水をして、自動メニューから【16:唐揚げ】を選び、あたためスタートを押す。調理時間は4人分で約25分。

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時間通りに作ってみると、表面はややカリっとしているのだが天板にふれている下の部分は柔らかい感じ。 熱風で焼き上げるわけではないので、ノンフライヤーなどで作る表面がサクっとした感じの唐揚げではなく、 どちらかというと唐揚げ風のローストチキンと言った感じだろうか。

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ただスチームを使っているので、鶏肉そのものはとてもジューシーな仕上がりであった。一般的な唐揚げとしてはやや物足りなさは感じてしまうかも。仕上がり調整をしないでスタートしたが、「強」にしてもよかったかもしれない。

 

自動メニューにある組み合わせ調理は、手動では行えないので加熱を追加する機能などはついていない。そのまま単独オーブン機能で、もう少し追加加熱をすればより唐揚げらしくなったかなとも思う。このあたり、自分の求める仕上がり具合にもよって変わってくるだろう。

 

手動メニュー:スチームで肉まんを蒸す

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次に手動メニューのスチーム機能を使って肉まんを蒸してみた。給水タンクに水を入れて、調理時間は20分に設定。通常、蒸し器を使う時は大量の水をしっかり沸かして蒸す。その点、使用する水の分量も少ないので発生する水蒸気の量がやはり違う。ふわふわには蒸せているが、冷めやすいような気がした。蒸し網などを使わずお皿を使って蒸した為、肉まん全体を包み込むような蒸気ではなかったのも原因のひとつかもしれない。

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肉まんなどは手動のスチーム機能ではなく、自動メニューのスチームあたため(スチーム加熱とレンジ加熱の組み合わせ)の方がうまくいくような気がした。

手動メニュー:オーブンでピザを焼く

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お菓子やパン作りをする人にとっては、手動のオーブン機能も見逃せない。設定温度の範囲は100℃~250℃。今回は250℃でピザを焼いてみる。(自動メニューにも「ピザ」(オーブン使用)があるが、あえて手動メニューで検証。) オーブンは「予熱あり」と「予熱なし」が選べる。まずは250℃で予熱開始。予熱完了までの時間を計ってみると約18分とかなり時間がかかった。250℃で約5分の焼き上げ。

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イメージとしては、この温度と時間で焼き上げればサッと焦げ目がついたりすると思っていたのだが、焼き色はそれほどつかず。しかし、チーズはぐつぐつと溶けていたので、追加で加熱すればもう少し焼き色がついたのだろう。

オーブンはヒーター加熱である

ここで押さえておきたいのは、このスチームオーブンレンジはファンで熱を循環させるコンベクションオーブンではなく、ヒーター利用のオーブンだということにある。熱風を利用しているオーブンを使っていると、温度の上昇が早かったり、焼き色がちゃんとついたりとするのだが、やはりその点ヒーター加熱のオーブンなので調理の出来上がりに差は出てくる。

発酵機能もついている

ヒーター加熱を使用した発酵機能もついているので、パンの生地作りなども行える。(この機能ではスチームは使えない。) 温度設定は35℃と40℃のみ。

 

次ページでは最後の仕上げ。お手入れ方法も検証しよう。