【2016年大胆予測】今度こそIoT元年に!? 鍵はスマホ・インターフェイスにあり!〜ライター 清水りょういち編

インターフェイスを統一してより使い易いIoTになったら世界は変わる!

スマホ
ただ世間に出てきているIoT(アイ・オー・ティー)家電はほとんどが、スマホアプリ(Android、iOS)に対応している。なのでスマホでコントロールすることはさして問題ないように思える。

 

しかしここで考えて欲しいのは、メーカーごとにアプリを作っているという現実。家中の家電を同じメーカーの製品で統一するということは実際問題現実的じゃない。そうなると、メーカーごとに違うアプリを立ち上げてコントロールすることになる。これは正直便利な状況とは程遠いのではないか。

 

考えてみれば、テレビ、DVD、HDDレコーダーのリモコンさえ規格統一がされていないのが現実。各メーカーのリモコンを操作できるリモコンも発売されているが、設定は結構億劫である。

 

つまりIoT(アイ・オー・ティー)が抱える問題点はずばりそこなのだ。せめて家電だけでもいいから共通オペレーションのできるアプリを開発して欲しいと思う。パソコンの普及はWindowsが頑張って、使い方の統一がある程度なされたから。それに伴い操作方法がある程度統一されることによって普及は促進された。

 

iPhoneがブームになったのも、インターフェイスがAppleによって厳格にコントロールされたことによって、直感的な操作が可能になったからだろう。AppleはそうしたiPhoneなどの製品で使用説明書を廃止するという先陣を切った会社。今時マニュアルを熟読して製品を使うということの方が時代遅れなのだ。

 

なので、今後のIoT(アイ・オー・ティー)の加速を生むのはそうしたインターフェイスの統一だと記者は考える。何もマニュアルを読むことなく、日常のスマホ操作の延長線上でIoT(アイ・オー・ティー)機器を操作できるようになるのなら、普及しない方がおかしいとも思う。

 

どこかのメーカーで、というのが角が立つなら、どこにも属さないソフトウェア会社が開発したっていいと思う。IoT(アイ・オー・ティー)の鍵を握るのはどれだけ人間が苦労せずに使えるスマホアプリが開発されるかどうかだと思うのだ。

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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