冷蔵庫2015年モデル検証シリーズ②〜三菱電機『MR-WX71Z』は食材との付き合い方を激変させる 編

レベル4 : 切れちゃう瞬冷凍(-7℃)

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通常他社だと、このあたりに位置する小部屋はただの冷凍室だが、三菱電機は「切れちゃう瞬冷凍」として、独自の提案をしている。そしてこの部屋が、すこぶる使い勝手が良い。

 

冷凍なのでここに入れれば肉や魚は2〜3週間くらい保存できるのだが、その後の扱いが違う。芯から均一に凍らせる三菱電機独自の冷凍技術により美味しさを逃さないのはもちろん、約-7℃で保存するから包丁が入る柔らかさをキープできるのだ。従ってミンチ肉などもサクサクと切れて調理が非常にしやすい。通常の冷凍では考えられないことである。

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そしてこの「切れちゃう瞬冷凍」で、フローズンヨーグルトを作るのも簡単。ヨーグルトをそのまま瞬冷凍室で6時間以上凍らせる。それだけで、いわゆる”ス”の入っていないマイルドな食感のフローズンヨーグルトが出来上がる。

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↑こちらが通常の冷凍で作ったもの。氷感が残り、隙間が感じられる。実際に食べてみると、シャリシャリした食感で、味にムラがある。

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↑こちらが「切れちゃう瞬冷凍」で作ったもの。凍ってはいるのだがヨーグルトのマイルドさが残っていてとても美味しかった。

 

さらに、冷凍には不向きなじゃがいもなどの根菜類もスカスカにならない。また、「切れちゃう瞬冷凍」室に入れて美味しく冷凍してから、通常の冷凍室に移せば、さらに長期保存が可能になるのだ。

 

レベル5 : 普通のしっかり冷凍室(約-18℃)

通常の冷凍室。1ヵ月くらい保存するなら、ここに入れればOK。(市販の冷凍食品は約3ヵ月)ただ使う際に時間に余裕があれば、先述の通り「氷点下ストッカーD」で解凍すれば、調理しやすく、より美味しく食べられる。以上のように適材適所で冷やすことで抜群の調理に対する利便性が得られるのだ。それはもう冷蔵庫に対する意識が変わると言っても過言ではない。その特徴をまとめると──