『新潟県産高級梨ル レクチエ』約1ヶ月しか出回らない幻の高級洋なしを食べてみた!

だって「メーカー速報」で紹介したラ・フランスとは全く別の美味しさがあると評判の幻の洋なし、新潟県農林水産部『新潟県産高級梨ル レクチエ』(2kg※4〜7玉・参考価格2520円・2015年11月24日発売)。何とその実物を入手することができたので食べてみた。梨なのに桃の食感とはこれいかに⁈


『ル レクチエ』とは、新潟県を流れる中ノ口川の清流と肥沃な土壌で育てられた洋なしブランド。新潟で明治36年頃から栽培されているもので10月下旬頃から収穫されるものの、洋なしだけあって40日間熟成されてから出荷となる。従って市場に出回るのは11月下旬〜12月下旬の1ヶ月間だけ。実にレアな高級フルーツなのだ。

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ニックネームは「西洋なしの貴婦人」。果皮が何とも風情のあるブライトイエローで、独特の芳醇な香りがするのが特徴。洋なしというと有名なのがラ・フランスなのだけれど、桃のような舌触りが大きく違うというので検証したい。

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まず難しいのが食べごろの判別。全体がパステルイエローから山吹色になる、軸の部分が茶色に変色する、甘い香水のような香りがする、手に持つとやや弾力のある感触になるなど、説明書にはいろいろ目安が書いてあるのだけれど、なかなか確信が持ちにくい。

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色は多少濃くなったけれど、山吹色まではいかないな、でも軸は茶色になったし、香りもしてきてる…など、惑わされどうし。軸周辺の果肉部分や下の部分が変色してきてもいるので、この際総合的な判断で食べることにしてみた。あまり引っ張って腐ってしまったら泣くに泣けないだろうし。
豪華で偉そうな(?)箱に入った『ル レクチエ』。クッションが敷かれ、ビニールに覆われ大層なことになっている。そして中身を取り出してキッチンのテーブルで熟成させたそれを食べる決意をしたのは、我が家にやってきて5日後のことであった。

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香りは大手デパートの1F。そう、美容部員が立ち働いているフロアで漂ってくるような高級化粧品の香り。大きさは全長約15cm。かなりの存在感。失敗は許されない感をひしひしと感じながら、縦にスパッと包丁を入れる。スッと刃が入り込んで、いとも簡単に2分割。高級化粧品の香りがさらに湧き立つ。もう、”お高いんです、私”と牽制されているようである。

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さらに皮をむいて、大ぶりに4等分したものを食べてみる。基本は洋なしなのでラ・フランスと変わらないが、確かに瑞々しい果肉の食感は桃といえば桃。最後に口の中にザラリとした粒子のような感触があって、そこがまた貴婦人というか、美魔女というか。

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結論としては、とっても美味しいフルーツである。香りが気品があって、銀座で食べるフルーツとも言うべき高級感が満点。値は張るもののフルーツ好きを自認するなら、食べておかなければならない逸品だと思った。とは言え12月下旬にはもう出回らなくなってしまうので、全速力で入手しないと今年は味わえないのだけれど。

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非日常を味わえる幻の高級洋なし『ル レクチエ』。機会があったら是非とも食べてみてほしい。

オススメ度:(絶対におすすめ)
公式サイト:新潟県産高級梨ル レクチエ

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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