『カップヌードルライトプラス 和風コンソメ』ラーメンにサツマイモ!?低カロリーで旨味たっぷりな奇跡の麺!
低カロリーというメリットはあるものの、「カップヌードルライト」ではいささか食べ足りない、けれど摂取カロリーは増やしたくないという、無茶な欲望に応えるのが『カップヌードルライトプラス 和風コンソメ』(53gうち麺36g・希望小売価格 税抜180円・2015年9月21日発売)。女子向けの手ぬるい一杯かと油断していたが、その予想は裏切られた。
「カップヌードル」……353kcal
「カップヌードルライト」……198kcal
『カップヌードルライトプラス 和風コンソメ』……198kcal
そう、食べごたえは増したのにカロリーは増えていないこのマジック。その秘密はやはりかやくの野菜にあるようだ。ニンジン、タマネギ、シイタケ、キャベツと、ここまではわかる。しかしこの『カップヌードルライトプラス 和風コンソメ』には具材にサツマイモが入っているのに度肝を抜かれた。
いろんな意味で女子に擦り寄り、味わいを捨てたのだろうかという疑念が食前には湧き上がる。すすらずに食べられるように麺を短くカットしてあるというのも女子に目一杯媚びている印象。
期待せずに調理開始。フタをめくると乾燥野菜のたっぷり入った光景。香りもラーメン風ではなく、あくまでコンソメ感覚。湯入れをして3分間待ちながら、どう決着がつけられているのかと気になる。
さて、調理完了でフタを取り去ると、インパクトが大きいのがやはりサツマイモ。どちらかと言えばスイーツ方向のイモ。いくらコンソメ味だからといってアリなのか。香りは野菜とコンソメの香り。どことなく香りも甘く感じる。
それではまずスープを飲んでみる。なるほど、和風なのは鰹と昆布ダシが根拠か。ただそこにチキンコンソメが加わると単なる和風スープではなく滋味が加わる。野菜の旨味がゆずでスキっとまとめ上げられていて、正直言って美味しい。
さらに麺にいく。レタス2個分の食物繊維を練り込んだという短めにカットされた麺。これが実に和風コンソメスープに合う。いわゆるラーメンとしてはかなり淡い味わいなのだけれど、それを補って余りある旨味があるので、思ったよりも格段に旨い。
麺とともに具材の野菜も食べごたえがある。問題のサツマイモは実際に甘いサツマイモ味。すごく違和感がありそうに思ったが、実際に食べてみるとアクセントになって、むしろ箸が進む原動力になる。
気が付くと完食。そしてそこそこ腹にたまる。野菜のうまみやチキンコンソメの香ばしさ、具材野菜の食べごたえ、サツマイモのギミック、それらの合わせ技は素晴らしい。標準の「カップヌードル」のカロリーを半減させている事実を考えると、凄みさえ感じる。
これは女子だけに独占させておく手はない。メタボが気になるなら男子もぜひとも試してもらいたい。