『スーパーカップ1.5倍 みそラーメン』がっつり噛みごたえの太いカドメンに酔っ払いそうな熟成味噌という死闘

べる、よりも”食らう”という表現がぴったり来るエースコックの新開発「カドメン」。その魅力をがっつり味わえると評判なのがこの『スーパーカップ1.5倍 みそラーメン』(137gうち麺90g・希望小売価格 税抜200円・2015年8月25日発売)だ。そのド迫力に負けない心意気で試してみた。

 

スーパーカップ=カドメンと来ると印象的なのは、三代目 J Soul Brothers。CMで流れているのも新曲『Unfair World』で、ドラマティックなメロウチューンの中、カドメンを豪快にかき込んでいるのでおなじみ。

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ともすると強烈な個性のカドメンだけに、生半可な味付けだと負けてしまう。以前試食した「ギョーザパンチ」はかなり健闘していたと思う。つまりかなり強烈なスープでないと、主役の座を麺に奪われてしまいがちなのである。

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その点大いに心配になったのがこの『スーパーカップ1.5倍 みそラーメン』。みそラーメンはものにも依るけれど、それなりに和風であっさり気分が入ってきてしまう。そんなことで太刀打ち出来るのか!?

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と、よくパッケージを見ると「熟成味噌」の文字が。なるほど、熟成した濃厚みそなら戦えるんじゃないかという判断か。確かにカドメンに普通のみそではなく、熟成みそを持ってきたのは正しい判断だと思う。早速食べてみよう。

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かやくはキャベツ、コーン、肉そぼろ、ねぎ、唐辛子の5種類。湯入れ4分とのことだが、後入れ液体スープを投入する今の段階ではこれといって香りはしない。ただ油揚げめんタイプのカドメンが太めのシルエットを見せているだけ。

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さて4分経過して、フタをめくる。野菜の香りがメイン。そこに液体スープを投入すると…、途端にドロドロに! なるほど合わせ味噌か。それも3種類を取り混ぜての合わせ味噌らしい。どちらかと言うと白味噌よりも赤味噌に近い色味。

かき混ぜると確かに熟成した感のある、酔っ払いそうな味噌の風味が立ち昇る。赤味噌に傾いた風味はなかなかにパンチが利いていて、これならカドメンといい勝負をしてくれるんじゃないかと期待が高まる。

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さてスープを一口。赤味噌のキーンとした風味と豚骨系のダシ、そこに香味野菜が飛び込んできて、味噌野菜炒めのような味わいだ。コクもバッチリ。お湯の量を間違えたのでは? と一瞬心配になるくらい濃い味噌味だ。

さあいよいよカドメン。本能のままに箸を入れるとあまりに大量に引っかかってきてしまうのがカドメン。なのでいい具合に量を調整しながら持ち上げる。角がしっかり見える太麺を食べてみる。

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奥歯でぶちんぶちんと弾けるように切れるこの食感は確かにカドメン。口の中一杯に麺が満ちあふれるのも予想通り。そこに熟成味噌の攻撃が始まる。太麺がうねる中に熟成味噌の味が忍び込んできて、口の中が旨味でギュウギュウ詰め。味噌味なのにここまでインパクトの有る味わいは見事だ。

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熱々の状態で食べ進めていく。カドメンならではのボリューム感で、どんどん腹が一杯になってくる。そこに刺激を加えるのはコーンとキャベツ。濃厚味噌のせいか、肉そぼろの存在感が消えている。半分くらい食べたところで少し飽きてきた。かやくの存在感が薄いので、ひたすら味噌味とカドメンの一進一退の闘いのみなのだ。

赤唐辛子も入っているものの、ピリリくらいでそんなに辛くはない。うーん、どうにもちょっと味を変えてみたくなる。辛さの下地はできているので、豆板醤あたりを投入してみたくなる。

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完食するとかなり満腹。味のバリエーションとしては物足りないが、カドメンで空腹をみっちり満たすという目的は達成できている。噛みごたえを重視して、ひたすらカドメンのインパクトを楽しみ続けられるかどうかが勝敗のポイントだろう。

他にもう一品おかずがほしいと思ってしまったが、この量を食べきるなら余地はそんなに無い。悩ましいところだ。自分の胃袋のサイズ、及び空腹度を推し量って戦いに挑みたい。

オススメ度:(良い商品です)
公式サイト:スーパーカップ1.5倍 みそラーメン

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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