微糖缶コーヒー5種類比較! コーヒー好きの記者が飲み比べて一番美味しいのは、やっぱり〇〇〇〇〇だった!

サントリー『高原のボス 微糖』(185g・オープン価格・発売中)

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シェアとしては「ジョージア」に追いつけ追い越せ状態の「ボス」。その要因の一つとなっているのが矢継ぎ早の新製品展開。コンビニの棚でも自販機でもめくるめく入れ替わりでクラクラするほど。記者も大概追っかけているが油断ならない存在だ。

正直新製品の味に大差は無いのだけれど、ちゃんと美味しい範囲内で冒険してくれているのがうれしい。この『高原のボス 微糖』も若干深煎りの高地産豆で苦味を強めた味わいとなめらかなミルク感を共存させて、さすがの味わい。牛乳に加えて全粉乳と脱脂粉乳を加えるというミルク三羽ガラスで攻めこむ。

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恐らく長命ではないだろうな、と思いつつこの『高原のボス 微糖』を紹介したのは、それこそがサントリーの「ボス」ならではの上手い戦略だから。というのも記者は”缶コーヒーは時分の花”だと思っているから。

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時分の花とは室町時代に観阿弥・世阿弥によって生み出された能楽を題材とした芸術書「花伝書」によるものだが、そこに答えが書いてある。つまり若手が登場する時の瞬間風速にはどんなベテラン役者でさえかなわない、その時だけの勢いがあるということ。つまりどんなに美味しい鉄板缶コーヒーがあったとしても新製品の勢いには勝てないのである。