『ポッカサッポロ コーラフロート』アイス溶けちゃった残念感までしっかり再現・中高年に響く郷愁テイスト!

懐かしい昭和の喫茶店の味・アイスをコーラに浮かべたコーラフロートがポッカサッポロより『ポッカサッポロ コーラフロート』(500ml・希望小売価格 税抜139円・2015年6月9日発売)として登場した。もちろんアイスクリームは乗っていないが、どれくらい再現出来ているのだろうか。

 

昭和の喫茶店の定番メニューとしてチョコレートパフェとともに人気があったフロート・ドリンク。毒々しい緑色のメロンソーダやコーラなどの炭酸飲料にバニラアイスを(缶詰のチェリーを付けて)乗せて浮かべるという、いささか乱暴なメニューだったけれど、今の若者は知らないだろう。

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ただその後もファーストフードやドーナツチェーンなどで断続的に復活提供されてもいたので、知っている人は意外に多いのかもしれない。アイスも食べたいし、コーラも飲みたいというわがままにばっちり応えるパフェより安価に楽しめる夢の様なドリンクだったのだけれども。

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では飲んでみよう。
フタを開けると得も言われぬバニラとコーラの入り混じった甘い香りが湧き立つ。これは……かなり凝っている。まさにコーラフロートの一種いかがわしい香りが完全再現だ。ニヤニヤが止まらない。では一口。

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炭酸弱めがまた気分を高める。そう、グラスに入れて提供されたコーラフロートはその時点で炭酸を少々失うが、王道の飲み方としてフロート類はアイスを長いスプーンで溶かして飲むので、炭酸は飲むタイミングではかなり抜けてしまっているのだ。これ、そこまで考えてやっているとしたらすごい凝りよう。完全にアイスが溶けちゃって残念な気分になった瞬間を見事に再現している。

味は甘い。子ども味の甘さ。バニラアイスとコーラの合体は、欧米では「バニラ・コーラ」なども人気なくらい、相性のいいもの(日本でも何度か発売になっているが、結構すぐ消える)。

これはもう中高年になった人々が、まだろくな悩みも抱えることなく平和に過ごしていた子ども時代に立ち返って癒やされるために飲むドリンクだろう。親に連れて行ってもらった喫茶店が、まだ謎めいて禁断の香りがしたその時代。そして今、そんな少年少女もすっかり大人になった。溶けてしまったアイスを嘆くだけではなく、自力でアイスを買って再びアイスを投入することも出来るのだ。ということでやってみた。

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もちろんこれは邪道だけれども。

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パッケージの昭和感あふれるペンギンの佇まいともにターゲットは明らか。郷愁に浸るために中高年はぜひ飲もう。ちなみにファミリーマート限定・数量限定での発売となる。

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイト:ポッカサッポロ コーラフロート

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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