『ヘルシオお茶プレッソ』に新モデル登場! 進化した茶うすと湯ざまし機能搭載でどう変わったのかを検証!

 

湯ざまし機能がついて「ぬるめ」が選択できるようになった!

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旧機種では80℃~90度の沸かしたてのお湯でお茶を淹れていたのに対し、新機種では「ぬるめ」の選択が出来るようになった。通常の「温茶」は約85℃。「ぬるめ」は約70℃でお茶を点てる。
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この改良は非常に大きな意味があると考える。旧機種の検証時に指摘したのだが、お湯の温度が高すぎてお茶の風味を逃している印象があった。 「ぬるめ」の選択が出来るようになったことにより、 カフェインやカテキンの苦味がより抑えられるようになり、まろやかな風味が味わえるようになるはず。それもただのぬる湯ではなく、一度沸騰させカルキ成分を取り除いた後、空冷方式で通常の約85℃から約70℃まで温度を下げてからお茶を点ててくれるという。そして旧機種では一度に抽出できるお茶は最大420ml(湯のみ大で約3杯分)だったのに対し、新機種では最大560ml(湯のみ大で約4杯分)となった。

旧機種より全体の大きさがひとまわり程度大きくなったのも、「湯ざまし機能」搭載により、内部に冷却ファンが取り付けられたことや、最大容量が増えたことが主な理由だ。

 

進化した「お茶うす」でより細かな粉末茶に!

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「お茶うす」が進化したのも新機種の特徴。抹茶のようなきめ細かい粉末茶に近づけるためである。

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臼の溝(紋様)に粉末を留める「ふくみ」部分を設け、約15~20ミクロンの粒度を実現(1ミクロン=1ミリの1000分の1)。小麦粉よりも細かいと言えばイメージしやすいだろうか。一般的な小麦粉の直径は150ミクロン以下と言われており、大きい粒と小さい粒が混ざっているが、半分くらいが35ミクロン以下ということなので、いかに粒度が小さいかがわかる。摩擦熱による茶葉のダメージを抑えるため、臼の回転速度は従来機と同じ約100回転/分のまま。にもかかわらず、 茶葉引掛け突起を設けることで茶葉の引き込みが向上し、挽き時間は約20%短縮されている。