音源内蔵型高音質ヘッドホン『Q』第1弾はゴールデンボンバー! ミュージシャンが伝えたかった音を聴ける!

うたフル以降の音楽シーンで蔓延してしまった、音質低下を伴う圧縮音源。さらにそれに輪をかけて廉価版ヘッドホンの普及でミュージシャンが本来伝えたかった音が届かない現状に一石を投じるのが株式会社SKIYAKI(東京都渋谷区)による『音源内蔵型高音質ヘッドホン「Q」(キュー)』(希望小売価格 税込18,900円・発売中)である。制作サイドが音の出口まで面倒を見るという発想は今までなかっただけに、実に画期的だ!

 

その第1弾は『女々しくて』の国民的パーティーチューンのヒット曲を持つエアーバンドのゴールデンボンバー。そのシングルを中心に全37曲の音源を収録しているところから、単なるファングッズと思われそうなものだが、それだけでは終わらないポテンシャルを秘めているのがこの『音源内蔵型高音質ヘッドホン「Q」』。

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2007年頃にピークを迎えた音楽配信市場。今はもう見る影もないが、その音楽シーンの隆盛を牽引したのは当時の携帯電話(ガラケー)向けの着うたフル配信だった。その時にかなり圧縮された音源が標準的に販売されるようになり、さらにガラケーに繋いだ廉価版ヘッドホンによるリスニングスタイルが一気に普及。現時点でも購入されているヘッドフォンの80%超が2,980円以下の廉価品というデータもあるくらいだ。

音が良ければ良い音楽というわけではないが、非力な再生環境というのは充分音楽の魅力を半減できるのも事実。さらにその中でiPodなどの携帯音楽プレーヤーが普及し、CDプレーヤー自体を購入する習慣も消えていった。再生機器がなければもちろんCD自体が売れるはずもなく、以降CD売上が減少ひと筋なのは御存知の通り。

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さらにPCの普及により、CDを再生するのは低音の出ない非力な内蔵スピーカーというのも珍しいことではない。音楽がつまらなくなったと言われて久しいが、劣悪な再生環境から伝わるものも伝わらなくなっている現状も決して無視はできないはずだ。ミュージシャンとしてもたまったものではないという状況ではないだろうか。

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そんな中で音の出口であるヘッドホンまでミュージシャンサイドで面倒を見てしまおうという画期的な製品がこの『音源内蔵型高音質ヘッドホン「Q」』なのである。有名メーカーの音響機器を多数OEM生産、レコーディングスタジオのプロユース・ヘッドホンも手がける城下工業製というからかなりの本気。