ベビーカーにドッキングする抱っこひも『コラン CTS』(キャリートラベルシステム)を検証!
国産ベビー用品メーカーの老舗として信頼度の高いアップリカから、ベビーカーにドッキングできる抱っこひも『コラン CTS』(希望小売価格 税抜16,000円・2015年5月22日発売)が登場した。抱っこで眠ってしまった赤ちゃんをそのままベビーカーに移せるのなら、まさにママにとっては夢のシステムだ!
アップリカが提案する、キャリートラベルシステム(CTS)
商品名『コラン CTS』のCTSとは、キャリートラベルシステムの略。同時発売された最新型のベビーカー『ラクーナ 2015』(希望小売価格 税抜53,000円)と組み合わせて使うことで、ベビーカーから抱っこひもへ、抱っこひもからベビーカーへの転換が抜群にスムーズになるという。それも非常に安全に。 抱っこひもで眠ってしまった赤ん坊をそのままベビーカーに乗せるだけでは、ふとした瞬間に転げ落ちる危険がある。抱っこひも『コラン CTS』ならば、ベビーカー『ラクーナ 2015』にドッキングさせて、確実に固定することが可能になっているのだ。
多くの赤ん坊はママ・パパの腕の中で揺られていることでおとなしく眠ってくれるもの。しかしずっと抱いているのは親にとって大きな負担。できれば起こさずスムーズにベビーカーに移したい。しかしベビーカーへの乗せ換えに手間取っていると、目を覚まし泣き出す……。
抱っこひもは赤ちゃんにセットしたままベビーカーにドッキングするというCTSのロジックは非常に合理的と感じる。逆に抱きあげたいときには、ドッキング解除してママはすぐに抱っこひもを装着できる。アップリカの提案は素晴らしいが、はたして実際の使い心地はどうか。まずはベビーカー『ラクーナ2015』単体をチェックしてみよう。
『ラクーナ2015』は文句なしの使い心地!
ベビーカー『ラクーナ 2015』はSG基準で生後1ヶ月から使えるA型ベビーカーとなる(自力で座れる7ヶ月から使用可能なものはB型)。特徴は、対面時/背面時切替時に自動的に前輪のロックが解除されるオート4輪方式では国内最軽量となる5.3kgを実現しているところ。
オート4輪は狭いスーパーマーケットなどのコーナーも自在に曲がれるところがすごいのだが、それを片手で持ち運びできる重量にまで軽量化したのがポイント。抱っこしたままベビーカーを持ち上げねばならない段差などの局面でこの軽さはありがたい。
さらには簡単に片手で開閉可能というところもよく考えられている。やや不安定ながらもちろん自立も可能、押す感覚も軽快で、20Lの大容量バスケットで大荷物にも対応と、海外メーカーにも引けをとらない完成度を実現している。
深いシェード部分は紫外線とホコリ対策として大いに有効。素晴らしい。これはもう、文句なしの使用感だった。ただハンドルの高さは調整できないので、父母揃っての店頭試用は必須かもしれない。
続いて抱っこひも『コラン CTS』を見ていこう。