『唱歌ラヂオ』は懐かし音源を雰囲気満点で楽しめるラジオ付唱歌プレイヤー!

しばらく使ってみて、やはり唱歌及び童謡はフルコーラスで聴きたいものだとつくづく感じた。例えば「大きな古時計」だと、クライマックスのおじいさんが天国に昇る部分は聴けない。何とも欲求不満に身悶えしてしまう。

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ちなみにナレーションを入れずに再生もできるので、2度め以降は消して聴くことになるだろう。

ラジオとしての機能はAMとFMの両方を受信でき、音質もポータブルとしては良い方だと思うし(唱歌音源はもともと音割れをしているものもある)、雰囲気としては最高だ。

ターゲットは懐かしく聴けることを考えるとシニア世代。本人が買うというよりも誕生日や敬老の日などのアニバーサリーでプレゼントするのが主体になるかと思う。使い方もボリュームと電源が一体化していたりするので、老人でも使い方にそれほど悩むことはないだろう。

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液晶の小窓にはスクロールで曲名が流れるが、モノクロで視認性も低いので実用的にはいまいち。起動するたびに自動的にランダム選曲されるので、毎回同じ曲順でかかるわけではないのは面倒がなくていい。唱歌を流すラジオ局が無い現代では非常に貴重なラジオ(プレイヤー)となる。

 

オブジェ的な魅力は非常にあるのは認めるが、気になるのはやはり価格。本体だけで11,000円。日常的に使う場合は乾電池(単2電池×4本)よりもACアダプターで使いたいものだが、それが別売で2,000 円というのはいかがなものか。合計で13,000円+税である。

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それでもフルサイズ音源なら納得したのだが、ショートバージョン…。非常に良いアイデアだけに、この『唱歌ラヂオ』単体で唱歌全体を堪能できないのは痛いというのが結論。箱サイドにはJASRAC(日本音楽著作権協会)のロゴが入っているのできっちり音源収録がされているかと思ったが違った。半分はCDの販促物ということならば、もっと価格は抑えるべきなのではないだろうか。

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【スペック】
サイズ 18.3×12.3×9cm
重量 約610g(乾電池含まず)
素材 ABS、PET、ブナ、ナイロン
電源 単2電池×4本(別売)※電池は付属しておりません。
生産 中国
保証期間 1年
※専用 AC アダプター別売(税抜2,000円)

オススメ度:(ピンときたら、どうぞ)
公式サイト:ラジオ付き唱歌プレイヤー「唱歌ラヂオ」

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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