ハイグレード版めんつゆ『鰹節屋のだし』(うどん・そば・そうめん)を食べ比べて検証してみた!

「そばつゆ」vs『鰹節屋のだし 蕎麦つゆ』

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従来の「そばつゆ」にメインで使われているのが「かつお節」と「宗田かつお節」。一方で『鰹節屋のだし蕎麦つゆ』には「氷温熟成法かつお本枯節」のだしに加え、コクのある「宗田かつお節」、まろやかな「さば枯節」をブレンド。だしの濃さにこだわり、従来の「そばつゆ」に比べ、9倍の節原料を使用している。

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※画像は左が『鰹節屋のだし』、右が「そばつゆ(従来品)」

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こちらの2点は、どちらもしょうゆベースにかつお節をメインとしている。定番の「そばつゆ」は甘みがあり、馴染みのある味。一方で『鰹節屋のだし蕎麦つゆ』は「さば枯節」が加わったことにより、深みが増した印象だ! 複雑でまろやかなうま味とコクのある蕎麦つゆに仕上がっている。どちらも内容量は300ml。夏季限定商品。ストレートタイプなので、薄めずにそのまま使う。価格は「そばつゆ」が240円。『鰹節屋のだし蕎麦つゆ』が330円。

 

 

「そうめんつゆ」vs『鰹節屋の素麺つゆ』

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最後にそうめん用のつゆを比較しよう。「そうめんつゆ」は、鰹節、宗田鰹節、さば節、うるめいわし節が使われている。『鰹節屋の素麺つゆ』は鰹節、宗田鰹節、さば節、うるめいわし節に加え、むろあじが加えられており、従来の「そうめんつゆ」に比べ、3倍以上の節原料が使用されている。
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※画像は左が『鰹節屋のだし』、右が「そうめんつゆ(従来品)」

従来のつゆも4種類の節が使われており、大差はなさそうだが、口に含むとはっきりと味わいが違う! 定番の「そうめんつゆ」はしょうゆベースの馴染みの味。『鰹節屋の素麺つゆ』は上品でより色々な甘みが感じられるのだ!
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どちらも内容量は300ml。価格は「そうめんつゆ」が240円。「鰹節屋の素麺つゆ」が330円。夏季限定商品でストレートタイプのつゆ。

 

総評:10倍おいしいわけではないが、確かに深い

従来品は「かつお節」「宗田かつお節」がメインとなっているところ、『鰹節屋のだし』は使用する節の種類を増やし、より複雑なだしの味わいが楽しめるようになっている。うどん用のみ関東風/関西風とコンセプトが違うため単純に比較できないが、そば用とそうめん用は、『鰹節屋のだし』の方が明確に深みのある味わいを感じられた。だしの風味、旨味がちゃんと生かされており、料亭や専門店で頂く味にも近い。

 

ただし、どちらがより優れているということではなく、かつお節メインのシンプルな味わいも馴染みがあり美味しく、こだわりのつゆもそれぞれの旨みが生かされており美味しい、それが率直な感想だ。
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和食は引き算という言葉もある。材料を増やせば美味しくなるとは限らない。その時の気分で、好みの「だしつゆ」を選んでみてはいかがだろうか。

尚、そば、素麺用のつゆは開栓後3日以内に使い切るようにと注意書きがあるので、1度の食事で使用してしまうなど、美味しいうちに食べきってしまった方が良いだろう。

公式サイトではだしを使ったレシピが充実しているので、こちらもぜひ参考にしてほしい。

オススメ度:(絶対におすすめ)
公式サイトはこちら

記者

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蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

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