『ソニッケアー プラークディフェンス』は電動歯ブラシ入門者にやさしい単機能モデルだが歯垢除去の実力は本物

装着したブラシは歯列にフィットするために段を付けてある特殊デザイン。正式名称は「プロリザルツプラークディフェンスブラシヘッド」といい、実勢価格で1本1500円近くになるからかなりの高級品だ。この金額はランニングコストとして頭に置いておきたい。家族で使うなどとなると結構な金額になる。

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高価なだけあって、ブラシ自体の作りは実にしっかりとしている。3色にわかれた3種類の毛束があり、一定の間隔で密度が高く植えこまれていて、実際に使ってみると確かに歯にぴったりくっついて歯垢を掻きとっている感が半端ない。ずらしながら磨いていく間も吸い付くように歯に寄り添っていく。

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一番大事な振動は毎分約3万1千回の高速音波振動で、細かい振動ぶりは繊細かつダイナミック。「イージースタート機能」が終わるとさらにダイナミックさが増す。強力な振動だが、鼻が痒くなることのない良質な振動。ノイズは高めの音が響く。が、それほどうるさくは感じにくい。

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アメリカの歯科医が決めた歯磨き適正時間である2分が経過すると自動的に止まるのも親切。自分の歯磨きペースの感覚を知ることが出来る。いくら優秀な電動歯ブラシでも早く移動させれば効果は台無し。5ミリずつずらしていくのが電動歯ブラシの基本だが、ペースを把握するのに便利なのが約30秒の間隔で振動音が変わってくれる「カドペーサー機能」。上下・表裏4つのセクションを均等にブラッシングする境目のタイミングを知らせてくれて磨き方の目安になる。

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本体は通常の電動歯ブラシ基準で行くと若干大きめサイズ。ただ重くはないので、却ってしっかりホールドできるメリットもある。もちろん本体はまるごと水洗いOK。全体的にも凹凸がほとんど無いので手入れはしやすいだろう。

 

総評:『ソニックケアー プラークディフェンス』は、買いか?

全体的な感想としては、初心者にはかなりオススメ、中級〜上級者にも普通にオススメできる製品だと思った。実際に使うとこの仕上がりの歯のつるっつるの感触はクセになる。手磨きでは決して到達できない領域の歯垢除去ぶりは、店頭で試すわけにもいかないので購入の決断はなかなか難しいところだと思われるが、安心して購入して頂きたい。

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惜しいのはやはり、ブラシヘッドの高価さ。

もちろん歯垢除去力はブラシヘッドの性能に負うところも大きく、その高価さに見合った実力を持っているのも確か。すでにダイヤモンドクリーン、フレックスケアープラチナ、 ヘルシーホワイトなどのソニッケアー製品を使っているのなら、ブラシ交換でこの「プロリザルツプラークディフェンスブラシヘッド」だけでも試してみて頂きたい。

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それ以外は、さすがソニッケアー・ブランドだけあって盲点はない! オススメ。

【スペック】
サイズ/質量:高さ249mm×奥行30mm×幅30mm 133.8g(※ブラシ含む)
カラー:グレー/ピンク
ブラシ振動数:約31,000ストローク/分
定格電圧:AC100V-240V 50/60Hz(海外使用可能)
充電時間:約48時間
使用回数/時間:約2週間(1日2回、2分間/回ブラッシングの場合)
充電池:ニッケル水素充電池
替えブラシ:HX9022/01(2本組)実勢価格・税抜約3000円

オススメ度:(絶対におすすめ)
公式サイト:ソニッケアー プラークディフェンス

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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