無煙炭火バーベキューグリル『ロータスグリル』なら、 誰でも!どこでも!簡単に炭火バーベキューが楽しめる

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炭火の上に網をのせ、バーベキュー開始。簡単とはいえ、炭火が燃えているわけなので、食材には、どんどんと美味しそうな焼き目が付いていく。

ところで、バーベキューで煙が出る原因は、肉や魚の脂が、焼けた炭の上にしたたり落ちること。ところが、この『ロータスグリル』では、炭はチャコールコンテナーに格納されているので、直接、脂が落ちることがないのである。

しいていえば、写真のように、グリル網の中央部の鉄板部分に、肉や魚などの脂がでる食材を置けば、多少の煙は出るが、それらを周辺の網で焼いて、真ん中の鉄板では脂のない食材を焼けば、ほとんど無煙状態でバーベキューが楽しめる。

写真でも、真ん中と周辺部、両方で肉を焼いているが、周辺部の肉からは煙が出ていない。これなら、都会のマンションのベランダでも、周囲を気にせずに炭火のバーベキューができるだろう。

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この『ロータスグリル』は、直径が35cm。高さが23.4cm。3~4人くらいのバーベキューなら、これで十分な大きさである。ひと回り大きな直径43.5cmのXLタイプもあるが、家族で楽しむ程度なら、炭も節約できる、普通のサイズで十分だろう。しかも、このサイズなら、後片付けは、キッチンのシンクでできる。このグリルを使う目的にも、この方が合致するだろう。

価格は税別1万9200円。色はダークグレー・レッド・オレンジ・ライムグリーンの4色から選べる。ちなみに、XLサイズは、税別で2万9800円。約1万円高い価格設定となっている。

最後に記者が、この『ロータスグリル』で気になった点を2つ。
1つ目は、炭にファンの風を当てて火を維持し、熱を回すことで焼く構造なので、炭火はいつも風を受けて赤く燃えている。そのため、炭の保ちがどうしても良くないのである。通常の炭火は、しっかりと着火すれば、熾き状態で静かに熱を出すので、炭の保ちがいい。そこにはどうしても違和感が残った。

そしてもう1つは、この『ロータスグリル』専用の「ロータスグリルブナ木炭」という炭(別売)があるのだが、これが扱いやすさを考えてのことだと思うが、非常に細かく砕かれていて、火保ちの悪さを助長しているのである。

 

普通、炭火を使うときは、このような“クズ”のような炭は使わない。大きな炭を熾きにして、じっくりと焼くものであるが、ファンで素早く着火し、まんべんなく熱を回して、ファンで火をコントロールするために、こういう“異例な”炭の使い方をするのだろう。

この2点は、本格的な炭火を使う人には気になるが、この商品の画期的な目的を考えると、致し方ないのかもしれない。

誰にでも簡単に炭火を扱えて、都会のマンションのベランダなど、場所を問わず、無煙グリルでしっかりと炭火焼きのバーベキューを楽しめる。それは間違いない。そしてその価値とニーズは、確実に存在するだろう。

オススメ度:(良い商品です)

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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